日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
●韓国/ 「路上禁煙条例」改正案に困惑するソウル市役所関係者
「路上禁煙条例」改正案に困惑するソウル市役所関係者
【朝鮮日報】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/12/26/2011122601438.html
ソウル市議会の南裁慶(ナム・ジェギョン)議員が先ごろ発議した「間接吸煙(受動喫煙)被害防止条例改正案」に、ソウル市が頭を悩ませている。
同改正案は、ソウル市内の歩道や通学・通園バス車内での喫煙を禁じている。ソウル市関係者は「既存の条例でも市が特定の通りを禁煙区域に指定できるようになっているが、別途の改正案を策定してまで市内の路上全てを禁煙区域に指定しようとする理由が分からない」と困った様子を見せた。
昨年10月に市議会で議決された「間接吸煙被害防止条例案」によると、ソウル市が指定できる禁煙区域の対象は、都市公園や学校周辺の学校浄化区域、バス停など六つだ。指定対象には「市民の健康増進のために指定した通りや特化通り」も含まれているため、必要に応じていつでも市内の特定の歩道を禁煙区域に指定できる、とソウル市側は説明している。
ソウル市のソン・ヨサン健康政策チーム長は「仮に市議会で条例が可決され、禁煙区域指定対象に歩道が含まれるとしても、ソウル市長が指定計画を立てて告示しない限りは禁煙区域としての法的効力は持たない」と説明。市が禁煙区域に指定しなければ、喫煙を取り締まったり過料を科したりすることもできない。実際に、条例で禁煙区域の指定対象となっている学校浄化区域は、市が告示していないため禁煙区域となっていない。
また、禁煙区域に指定されても、取り締まり要員が足りないため、どれだけ守られるかは未知数だ。ソウル市関係者は「違法駐停車をした車は監視カメラで取り締まることができるが、路上喫煙者は公務員が街頭で監視して取り締まらなければならない。担当公務員の増員も容易ではない」と説明した。
禁煙区域の全面的な拡大について、ソウル市の金尚範(キム・サンボム)行政1部市長は「市も(禁煙区域の指定を)段階的に行っているので、状況に合わせてやっていけばよい。朴元淳(パク・ウォンスン)市長も同じ意見だ。禁煙区域指定をいきなり全面的に施行することはできず、またどこまでを通りと見なすかについても規定が必要だ」と語った。
ソウル市議会所管の常任委員会、保健福祉委員会もやや慎重な姿勢を見せている。市議会のチョ・ギュヨン保健福祉委員長(民主党)は「禁煙区域指定に伴う波紋を考慮し、さまざまな法的検討を行うべきだ」と指摘した。一部市議会議員の間でも「敢えて条例で規制するのは行き過ぎでは」との意見が出ている。
崔仁準(チェ・インジュン)記者
改正案を提出した議員「路地裏での喫煙はOK」/韓国
ソウル市議会に「市街地での禁煙」条例案を提出したハンナラ党・南裁慶議員
「まともな禁煙政策なら、市街地での禁煙を無条件で進めるべき」
【朝鮮日報】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/12/26/2011122601441.html
先月「市街地での禁煙」を定める条例の改正案を提出したソウル市議会の南裁慶(ナム・ジェギョン)議員(ハンナラ党)は「ソウル市の担当部署と事前に協議ができなかった部分はある」と認めた上で「まともな禁煙政策を行うのであれば、ソウル市は(市街地の禁煙区域の指定を)無条件で進めるべきだ」と主張した。
南議員は「(改正された条例案は)歩行中にたばこを吸うなという意味だ」「喫煙者が路上でたばこを吸うだけで、近くの通行人は影響を受ける」と述べた。さらに「人通りの少ない場所(路地裏)でまで取り締まりを行うわけではない」とした上で「喫煙の権利を主張する団体は、“市街地での禁煙”を求めるキャンペーンを展開するとか、ソウル市内に喫煙場所の設置を求めるのが望ましい」などとも語った。
南議員は2008年、子どもを送迎するバスの運転手が車内でたばこを吸っているのを見て衝撃を受け、このことをきっかけに条例案について検討を始めたという。南議員は「仁寺洞などでも通りでたばこを吸っている人が非常に多く、何とかできないか悩んでいた」「2007年からアンケート調査を3回行ったが、いずれも回答者の70%が市街地での禁煙に賛成していることが分かった。間接禁煙(受動喫煙)の被害を訴える市民がそれだけ多いということだ」とも述べた。
南議員はまた「市街地での受動喫煙被害に関する科学的な検証結果はないが、健康はいくら強調してもしすぎることはない」「受動喫煙は市民に不快感を与えるため、発病の有無とは関係なく、最低限の基準を設けるべきだろう」と語った。
南議員は「禁煙区域が指定されたとしても、路地裏などでは喫煙が可能だ。市議会で採決されるまではまだ時間があるため、多くの理解者を確保していきたい」とした上で、「禁煙の広報やキャンペーンだけでは限界がある。条例の制定は何としても必要」と強調した。
【写真】南裁慶(ナム・ジェギョン)議員(ハンナラ党)
チェ・ウィジュン記者
【朝鮮日報】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/12/26/2011122601438.html
ソウル市議会の南裁慶(ナム・ジェギョン)議員が先ごろ発議した「間接吸煙(受動喫煙)被害防止条例改正案」に、ソウル市が頭を悩ませている。
同改正案は、ソウル市内の歩道や通学・通園バス車内での喫煙を禁じている。ソウル市関係者は「既存の条例でも市が特定の通りを禁煙区域に指定できるようになっているが、別途の改正案を策定してまで市内の路上全てを禁煙区域に指定しようとする理由が分からない」と困った様子を見せた。
昨年10月に市議会で議決された「間接吸煙被害防止条例案」によると、ソウル市が指定できる禁煙区域の対象は、都市公園や学校周辺の学校浄化区域、バス停など六つだ。指定対象には「市民の健康増進のために指定した通りや特化通り」も含まれているため、必要に応じていつでも市内の特定の歩道を禁煙区域に指定できる、とソウル市側は説明している。
ソウル市のソン・ヨサン健康政策チーム長は「仮に市議会で条例が可決され、禁煙区域指定対象に歩道が含まれるとしても、ソウル市長が指定計画を立てて告示しない限りは禁煙区域としての法的効力は持たない」と説明。市が禁煙区域に指定しなければ、喫煙を取り締まったり過料を科したりすることもできない。実際に、条例で禁煙区域の指定対象となっている学校浄化区域は、市が告示していないため禁煙区域となっていない。
また、禁煙区域に指定されても、取り締まり要員が足りないため、どれだけ守られるかは未知数だ。ソウル市関係者は「違法駐停車をした車は監視カメラで取り締まることができるが、路上喫煙者は公務員が街頭で監視して取り締まらなければならない。担当公務員の増員も容易ではない」と説明した。
禁煙区域の全面的な拡大について、ソウル市の金尚範(キム・サンボム)行政1部市長は「市も(禁煙区域の指定を)段階的に行っているので、状況に合わせてやっていけばよい。朴元淳(パク・ウォンスン)市長も同じ意見だ。禁煙区域指定をいきなり全面的に施行することはできず、またどこまでを通りと見なすかについても規定が必要だ」と語った。
ソウル市議会所管の常任委員会、保健福祉委員会もやや慎重な姿勢を見せている。市議会のチョ・ギュヨン保健福祉委員長(民主党)は「禁煙区域指定に伴う波紋を考慮し、さまざまな法的検討を行うべきだ」と指摘した。一部市議会議員の間でも「敢えて条例で規制するのは行き過ぎでは」との意見が出ている。
崔仁準(チェ・インジュン)記者
改正案を提出した議員「路地裏での喫煙はOK」/韓国
ソウル市議会に「市街地での禁煙」条例案を提出したハンナラ党・南裁慶議員
「まともな禁煙政策なら、市街地での禁煙を無条件で進めるべき」
【朝鮮日報】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/12/26/2011122601441.html
先月「市街地での禁煙」を定める条例の改正案を提出したソウル市議会の南裁慶(ナム・ジェギョン)議員(ハンナラ党)は「ソウル市の担当部署と事前に協議ができなかった部分はある」と認めた上で「まともな禁煙政策を行うのであれば、ソウル市は(市街地の禁煙区域の指定を)無条件で進めるべきだ」と主張した。
南議員は「(改正された条例案は)歩行中にたばこを吸うなという意味だ」「喫煙者が路上でたばこを吸うだけで、近くの通行人は影響を受ける」と述べた。さらに「人通りの少ない場所(路地裏)でまで取り締まりを行うわけではない」とした上で「喫煙の権利を主張する団体は、“市街地での禁煙”を求めるキャンペーンを展開するとか、ソウル市内に喫煙場所の設置を求めるのが望ましい」などとも語った。
南議員は2008年、子どもを送迎するバスの運転手が車内でたばこを吸っているのを見て衝撃を受け、このことをきっかけに条例案について検討を始めたという。南議員は「仁寺洞などでも通りでたばこを吸っている人が非常に多く、何とかできないか悩んでいた」「2007年からアンケート調査を3回行ったが、いずれも回答者の70%が市街地での禁煙に賛成していることが分かった。間接禁煙(受動喫煙)の被害を訴える市民がそれだけ多いということだ」とも述べた。
南議員はまた「市街地での受動喫煙被害に関する科学的な検証結果はないが、健康はいくら強調してもしすぎることはない」「受動喫煙は市民に不快感を与えるため、発病の有無とは関係なく、最低限の基準を設けるべきだろう」と語った。
南議員は「禁煙区域が指定されたとしても、路地裏などでは喫煙が可能だ。市議会で採決されるまではまだ時間があるため、多くの理解者を確保していきたい」とした上で、「禁煙の広報やキャンペーンだけでは限界がある。条例の制定は何としても必要」と強調した。
【写真】南裁慶(ナム・ジェギョン)議員(ハンナラ党)
チェ・ウィジュン記者
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●ソウル/ 中区の公園20カ所が禁煙区域に
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●ソウル路上も禁煙に 受動喫煙防止条例の対象拡大へ
●韓国/ 禁煙区域の取り締まりスタート 初日は成果上々
●ソウル市 野外禁煙区域を段階的に拡大
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2011年11月27日 Posted bytonton at 18:47 │Comments(0) │韓国
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