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甲府駅周辺の路上喫煙　条例で禁止へ　県内初　１０月から施行目指す/山梨
【山梨日日新聞】
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/06/01/2.html
　甲府市は、歩行量の多いエリアの路上喫煙を条例で禁止する方針を固めた。ＪＲ甲府駅周辺を喫煙禁止区域に指定することを想定しており、関係する条例制定案を６月定例市議会に提出、１０月からの施行を目指す。県内の自治体が路上喫煙の禁止に関する条例を制定するのは初めて。
　市環境保全課によると、たばこの火による事故や受動喫煙による健康被害の防止、吸い殻のポイ捨てを防ぐことが目的。２００５年に試験的に始めたオリオン通りで、路上喫煙者が減少するなど効果が上がっていることから、エリアを拡大し、本格的に実施することにした。
　市は今後、市内の歩行量や通勤・通学時の人の流れなどを分析。地元住民や関係団体と協議した上で、エリアを絞り込む。禁止区域には、甲府駅北口や平和通りを含む甲府駅南口周辺、オリオン通りなどを想定している。
　市は、「市が指定したエリアで路上喫煙を禁止できる」とする条文を盛り込んだ市環境保全条例案を、７日開会予定の６月定例市議会に提出する。条例案には罰則規定は設けない方針。禁止区域が広範囲になる場合は喫煙所の設置も検討する。
　路上喫煙の禁止をめぐっては、市は０５年、オリオン通りを禁煙エリアのモデル地区に指定した。市の調査によると、試行後１カ月間は１日平均９・４人が歩きながらたばこを吸っていたが、指定から５年近く経過した昨年１１月は２人に減少した、という。市環境保全課は「禁止区域を指定することで、歩行者の安全確保とともに、喫煙マナーの向上につなげたい」としている。
　全国では、東京都千代田区や横浜市、静岡市などが路上喫煙の禁止区域を指定。神奈川県内では７市が罰則規定のある条例を制定している。


「歩きたばこ」やめよう！　路上喫煙禁止で甲府市が条例案/山梨
【産経ニュース】
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/yamanashi/100604/ymn1006041323001-n1.htm
　人通りの多い市街地や繁華街での路上喫煙をなくそうと、甲府市は７日開会の市議会に、指定区域での喫煙禁止を盛り込んだ「市環境保全条例案」を提出する。罰則規定は設けていない。市は１０月からの施行を目指している。路上喫煙を制限する条例は、成立すれば山梨県内の自治体で初めて。
　甲府市環境保全課によると、条例案では市長が喫煙禁止区域を設けることができると定めている。危険な歩きたばこや受動喫煙の防止、吸い殻などのポイ捨てをなくすことで、「喫煙者のマナー向上や啓発のほか、環境美化にもつなげたい」（同課）としている。
　路上喫煙をめぐりＪＲ甲府駅南側の中心街「オリオン通り」で市が実施した社会実験では、歩きたばこの人の数が５年前の実施直後に比べ、昨年１１月には７割以上も減っていたというデータがあり、効果が実証されたとして市が禁止区域の拡大を検討していた。
　市は今後、中心街の人の流れや歩行者の量などを判断材料に、地元住民や関係団体などと協議した上で禁止区域を検討する。
　ＪＲ甲府駅北口の市街地や、南口の「オリオン通り」「平和通り」を含むエリアなど、人通りの多い同駅周辺が想定できるという。禁止区域が一定以上の広範囲に及ぶ場合は喫煙所の設置も検討する。