世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

岩手/ 10月値上げ揺れる愛煙家 県内生産者は産地縮小懸念

10月値上げ揺れる愛煙家 県内生産者は産地縮小懸念/岩手
【岩手日報】
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100508_6
 日本たばこ産業(JT)が大半の銘柄(20本入り)の大幅値上げを発表するなどたばこ値上げが10月に迫る中、愛煙家が揺れている。1箱400円超えが確実の中、禁煙にチャレンジする人もいるが長年の嗜好(しこう)品を手放さない人もおり、愛煙家の葛藤(かっとう)は秋まで続きそうだ。生産者からは将来不安の声が上がる。
 JTが4月末に財務省に申請した価格改定では、大半の銘柄(20本入り)が110~140円値上げされ、軒並み400円を超す。
 盛岡市天昌寺町のミュージシャン細野寿士さん(29)は「禁煙したいとは思っている。ただ以前に1カ月程度で断念したこともあり、なかなか難しい。値上げ前に何かのきっかけがあればいい」と禁煙を検討する。
 一方で、盛岡市浅岸3丁目の会社員遠藤義之さん(38)は十数年前からの愛煙家。「値上げは小遣いに響きとても痛い。500円以上だと禁煙も考えるが、習慣だからまだやめないだろう」と語る。
 厚生労働省が飲食店など公共的な施設に対し、建物内での全面禁煙実施の方針を決めるなど環境も変化。値上げが始まる秋までたばこ論議は続きそうだ。
 値上げは全国有数の産地である本県の生産者にも影を落としている。JTの1本3・5円の増税分を上回る値上げは販売減を見越した対策。販売減により、生産量の縮小や販売価格の低下が予想され、産地維持が懸念されている。
 生産者の二戸市野々上の野崎秀彦さん(37)は「新しい機械を導入して頑張ろうとしている人がいる中、先行き不安を感じている人もいる。後々、どうなるか見極めなければならない」と心配する。 
 県たばこ耕作組合(小林繁一組合長)の増尾勝男参事は「今までにない大増税で、業界にとって大打撃だ。設備投資などで生産性向上に努めてきたが、それも限界。現状通りの生産も維持できるかどうか。どのように売り上げが動くのか注視したい」と厳しい表情を見せる。
【写真=喫煙場所でたばこを楽しむ男性ら。大幅値上げがスタートする秋まで愛煙家の悩みは続く=盛岡市・JR盛岡駅前】



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2010年05月10日 Posted bytonton at 13:26 │Comments(0)●タバコ会社・関係団体

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