世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

『幼女と煙草』日本版刊行

ブノワ・デュトゥールトゥルさん:『幼女と煙草』日本版刊行
【毎日新聞社】
http://mainichi.jp/enta/book/news/20100301dde018040016000c.html
◇現実社会を少しだけ誇張した世界描いた
 フランスの作家、ブノワ・デュトゥールトゥルさんの現代社会を鋭く風刺した小説『幼女と煙草』の日本版(赤星絵理訳、早川書房)が刊行された。ブノワさんは1960年生まれ。サミュエル・ベケットに才能を見出され、ミラン・クンデラが短編を絶賛したという鬼才に小説への思いを聞いた。【桐山正寿】
 完全禁煙となった刑務所。死刑囚が刑の執行直前、法で認められた権利だと最後の一服を求める。一方、禁煙の市庁舎トイレ。一服していた職員は幼女に喫煙現場を目撃される。2人の人生は社会のおかしな病理により、驚くべき展開をみせる。
 タイトル通り、物語は子供と禁煙をキーワードに進んでいく。
 「今の社会は子供信仰が集団の狂気のようになっている。子供は全然嘘(うそ)をつかないとか、心に傷を負わせてはならないと過剰になったり……。結局、子供の権力が大人の権力より大きかったという話にしています。大人が中心だった社会から、これほどの変化が見られるということも書きました」
 「社会がある種の人々を保護しようとする時に、専制的・全体主義的な傾向をもってしまう。もちろんたばこはあるシンボル的なもので、みんなが幸せを実現しようとして糾弾的になる人々を登場させたのです」
 ジョージ・オーウェルが『1984年』で誇張して描いた社会。「現実に近いものを書きたい」と「少しだけ誇張した」現実社会を創造して描いたという。セリーヌやプルーストといった手の込んだ文体ではなくて、モーパッサンのような透明性のある、シンプルで明快な文章を心がけているそうだ。そして、次から次へと繰り出される皮肉、哄笑(こうしょう)。そして、予想もつかなかった結末を迎える。
 「できるだけ笑いを取り入れたい。ブラックユーモアは自分にとってとても重要な表現です」
 「現代社会の矛盾を取り上げようとしています。現実を観察していても、日常生活の一部になり、なかなかそのバカバカしさに気付かない。そこに光を当てた小説を書くことで、こんな面白いことが起きているんだと示そうとしているのです」


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2010年03月05日 Posted bytonton at 18:25 │Comments(0)●その他

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