世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

女性の肺がんは非喫煙者に多いという衝撃番組

「肺がん」の大半は非喫煙者だった
http://www.tvlife.jp/news/091125_02.php
  今夜(25日)の『ためしてガッテン』(NHK総合 後8・00~8・43)は「肺がん」について特集。「がん」の中でも死亡者数が最も多いのが「肺がん」。年間おおよそ6万5000人が亡くなっている。たばこを吸えば肺がんのリスクが高まるのは常識だが、きちんと分煙しているからといって安心してはいけない。愛煙者の家庭に協力してもらい実験したところ、換気扇の下やベランダで吸っていたにもかかわらず、子供の尿から、たばこを吸わない家庭の4倍以上のニコチン代謝物が検証された。なぜ気をつけていたはずなのに子供に…。リスクを高めてしまう何気ない行動を紹介する。
 喫煙者がかかると思われがちな「肺がん」。しかし女性の肺がん患者の8割は非喫煙者だという。さらに驚くのは、女性に肺がん患者が増えているというのだ。非喫煙者のAさんは保健師。仕事柄、人一倍健康に気を使い、他人の煙も避けるように暮らしてきたのに、去年突然肺がんを宣告された。こうした“謎の肺がん”のメカニズムが少しずつ明らかにされつつある。なぜ、非喫煙者が。どうして女性患者が
増えているのか。最新の研究成果を基に、免疫機能やホルモンがかかわると考えられている“謎の肺がん”を徹底究明していく。
 肺がんの早期発見法の1つのレントゲン検査があるが、先にもあげた非喫煙者の人がかかる肺がんはエックス線撮影では写りにくく、見つけることは難しい。番組では近年注目されているある検査を紹介する。その検査を受ければ、早期のがんだけでなく、がんになる前の病変を見つけることができるという。
 ゲストは、由紀さおり、三笑亭夢之助、山瀬まみ。


女性の肺がんは非喫煙者に多く 「ホルモンも原因」という衝撃番組
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091127-00000001-jct-soci
 喫煙が肺がんにつながる、というのが一般的な認識だが、女性の場合はむしろ、タバコを吸っていない人に多く、実は原因として「女性ホルモン」も関係しているーーこれまでの常識がくつがえるような衝撃的な説を紹介したテレビ番組がNHKで放送された。
 番組は2009年11月25日放送の「ためしてガッテン」。番組の冒頭に国立ガンセンター研究所の祖父江好孝主任が登場し、  「女性の方はむしろ、タバコを吸っていない人に(肺がんが)多く見られます」と説明した。肺がんの原因は喫煙だけと思いがちだが、実は違うのだそうだ。番組では「ここ2年以内にわかった新事実」として、女性が肺がんになる理由を説明した。
■肺がんの原因は「空気」と「女性であること」
 兵庫県に暮らす女性(69)は、医師から肺がんだと診断された。この女性はタバコは吸わず、一緒に暮らす家族にも喫煙者がいない。家の周りは農地で、有害な煙を出す工場もない。外に出るときは排ガスを気にしてマスクを着用している。それでも肺がんの診断。女性は、 「なんで私が?と。肺ガンになって恐ろしいというより悔しいという気持ちです」と心情を吐露した。
 番組では男性のがん患者のうち約7割が喫煙者で約3割はなぜがんになったのか不明だが、女性は約2割が喫煙者で約8割がなぜ発症したのかわかっていない、という国などの調査結果を紹介した。
 ところが、最近女性が肺がんになる理由がわかってきたのだという。番組に登場した愛知県がんセンター研究所の松尾恵太郎さんの説明によると、肺がんの原因は「空気」と「女性であること」。「空気」というのは様々な化学物質やウィルス、細菌を気付かずに吸ってしまうこと。「女性であること」というのは女性ホルモンによって肺がんになるリスクが高まる、というのだ。
 肺の中には雑菌などを消してしまう白血球の一種「肺胞マクロファージ」が存在するが、有害な物質を吸うと、これが壊れて活性酸素を大量に出してしまう。その結果、肺の細胞が、がん細胞に変化してしまうのだという。
 また、愛知県がんセンター研究所の最新の調査で、女性ホルモンが肺がんリスクを高めるとことがわかったという。女性の中には、肺の細胞に女性ホルモンが付着する「受容体」を持っている人がいて、肺細胞の遺伝子が傷ついたとき、女性ホルモンの働きにより、がん細胞に変化する、という仕組みだそうだ。
■タバコ吸わない人の肺がんは見つけにくい 番組では 「タバコを吸わないからがんにはならない、というわけではない」と注意を呼び掛けた。
 松尾さんによると、大豆に含まれる「大豆イソフラボン」は女性ホルモンと似たような働きをするが、摂取すると肺の女性ホルモンの働きを鈍らせる効果があるのだという。
 たばこを吸わない女性に多い肺がんは、タバコが原因で肺の入り口近くにできるがんに比べ、X線では見つけにくい肺の奥にできる。番組に出演した神奈川県立がんセンター呼吸器外科部長の中山治彦さんは、肺がんになっても早期に発見できれば完治が可能なため、「2年に1度はCT検査をしたほうがいい」と提案。ただし、たばこを吸っている人はもっと短いタームでCT検査が必要だとも。


とても疑問の多い内容です。私の所属団体(NPO法人日本禁煙学会)の医師たちも、疑問を投げかけています。確かに、同じ喫煙者であったり、同様に受動喫煙を浴びれば、女性の方が肺がんへのリスクが高まると思いますが。


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2009年11月29日 Posted bytonton at 07:52 │Comments(0)●その他

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