世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

京の路上禁煙 区域2倍に拡大/京都市

京の路上禁煙 区域2倍に拡大 京都市が諮問
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091102-00000026-kyt-l26
 京都市は2日、路上喫煙の禁止区域を2倍に拡大する計画案を市路上喫煙等対策審議会に諮問した。烏丸通、御池通、河原町通、四条通に囲まれた区域のほぼすべての道路を禁止区域に加える内容で、市はこれまで幹線道路を中心とした「線」から、中心部を「面」で規制する。審議会は実施時期などを協議するが、さらに区域拡大を求める声もあり、今後の課題となる。
 路上喫煙者に罰則を科す政令指定都市(18市)は9市あり、京都市は2007年11月、四条通(烏丸~東大路)や河原町通(御池~四条)など人通りの多い10通7・1キロを禁止区域に指定。翌6月からは千円の過料徴収を始め、喫煙者は約9割減った。
 これを受け、市は罰則適用は有効と判断。高倉通など指定外の道路について、過料徴収する指導員から「禁止区域外に喫煙者が逃げる」との指摘があったほか、観光客からも「どの道路が禁止か分かりにくい」との声が出る中、市は「面」の規制に切り替えることを決めた。
 計画案によると、東は河原町、西は烏丸、北は御池、南は四条の各通りに囲まれた区域は、一部私道を除き道路はすべて禁止区域にする。東洞院、柳馬場、堺町、麸屋町などを新たに加え、禁止区域は16キロに拡大される。
 広島市や東京都千代田区などは禁止区域を地区で指定している。京都市でも、四つの通りで囲まれた区域はほぼ地区指定と同じ効果となる。
 この日の審議会で、市は「特に象徴的な地域を禁止区域とすることで、マナー向上を図りたい」と説明した。審議会の了承を受け次第、一定の周知期間をとって実施する方針。
 ただ、導入時にも検討された木屋町通などの歓楽街は「喫煙者とトラブルになる」との理由で、市は今回も禁止区域から外した。審議会では委員から「木屋町や先斗町は入らないのか」「祇園区域も含めるべきだ」と、さらに区域を広げるよう求める意見が相次いだ。
導入時にも審議会は市の当初案を拡大修正しており、今回も市の案をそのまま了承するかどうかは不透明だ。

【図】京都市中心部の路上喫煙禁止区域



京の路上禁煙区域2倍に 「歓楽街」規制論争が再熱
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091102-00000046-kyt-l26
 京都市が2日、路上喫煙の禁止区域を追加する計画案を公表した。細い道路を新たに加えて中心部を「面」で禁止区域とする規制強化案だが、歩きたばこの多い木屋町や先斗町の指定はまたも見送られた。審議会では指定を求める声が相次ぎ、2年前に巻き起こった「歓楽街」での規制論争が再燃している。
 計画案は同日、学識者や公募の市民らで構成する路上喫煙等対策審議会に諮問された。御池、烏丸、河原町、四条の各通りに囲まれた地域を原則禁止区域とし、現行の延長約7キロから2倍以上の16キロに拡大する。市は昨年6月からの罰則金(千円)導入に効果があったとして、提案した。
 しかし、審議会では歓楽街を指定外としたことに批判が集中。導入時の2007年の審議でも指定を求める声が大半を占めたが、市が「実施後の様子を見て判断したい」と押し切り、継続課題となっていたからだ。
 再び見送られた案に対し、医療団体の委員が「歩行者の被害を防ぐには木屋町は外せない」、市民公募委員も「(見送りは)まったく疑問だ」、商工団体の委員は「祇園まで網をかけるべきだ」と続けた。市への擁護論もあったが、「将来的には指定すべき」という方向性で一致した。
 しかし、市は消極的だ。「酔った喫煙者と、罰則金を徴収する指導員とのトラブルが懸念される。指導員は府警OBだが、身の危険も考えられる」とする。罰則のある他都市でも、大阪市のように「北新地」では適用しないなど、歓楽街を避ける例が多いとしている。
 市の財政事情も絡む。指導員は6人で年間約2千万円の人件費がかかるが、導入1年で違反者からの罰則金総額は約50万円程度。
現在は2人でチームを組んでいるが、夜の巡回はしていない。市幹部は「2人で夜の巡回は危ないし、現状では指定しても違反者を取り締まれない。財政難で予算増も難しい」と説明する。
 店舗などの反発も予想される。木屋町通の飲食店従業員の男性(24)は「客が減る恐れもある」と言う。
 審議会は07年の制度導入時、市の計画案を一度突き返し、禁止区域を倍増させた実績がある。弁護士の彦惣弘会長は「歓楽街の議論は2度目だ。『他都市でも指定していない』という市の言い分では納得できない」と積極的に議論する構えをみせている。

【写真】京都市の計画案で路上喫煙の禁止区域から再び外れた木屋町通。指定を望む声は多い(京都市中京区・木屋町通三条下ル)



京都は、中高生が修学旅行で 自由行動をとることもあります。これは、ぜひ実現して欲しいです。



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2009年11月04日 Posted bytonton at 20:13 │Comments(0)路上喫煙規制

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