日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
喫煙とストレス
【今、何が問題なのか】喫煙とストレス
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090602/erp0906021330009-n1.htm
米国の調査だが、「ストレスを頻繁に感じる」という人は非喫煙者より喫煙者に多い。ストレスを抱えた人が喫煙するのか。喫煙でストレス解消というがそんな効果があるのか。禁煙が広がったいま、喫煙者にはたばこを吸えない状況がストレスにならないか。きょうのテーマは「喫煙とストレス」とした。
英紙デーリー・テレグラフなどが、禁煙するため、1カ月の無人島暮らしをするという英国人男性(56)の話を紹介していた。喫煙歴は43年。ニコチンパッチの使用などさまざまな禁煙法にすべて失敗し、絶対にたばこが手に入らない場所にわが身を置くことにした。
「禁煙の最後のチャンス。しばらく家族に会えないのは寂しいが、たばこをやめ長生きすれば、それだけ一緒に過ごせる時間が長くなる」と話しているという。
5月31日は「世界禁煙デー」で、この“無人島禁煙”の他、世界各地で「禁煙」が話題になった。
パッケージに脅される
AP通信によると、米国では経済危機に伴う財政難を背景に、バーモント州、ワシントン州、メリーランド州などで、子供の喫煙を防ぐためのキャンペーンや禁煙支援などの予算が大幅に削減された。バーモント州ではこれまで、禁煙のためのカウンセリングやニコチンパッチなどが無料で、このため禁煙できた人も多かったという。
世界保健機関(WHO)は「禁煙デー」の機会に、たばこの健康被害を示す「画像警告」をパッケージに印刷することをたばこ産業に要求するよう各国政府に訴えた。日本のパッケージにあるのは、喫煙は肺がんや心臓疾患につながるとした「文字警告」。文字だけでなく、おどろおどろしいイラストや病気になった人体の部位の写真などを印刷すれば、禁煙効果はてきめんであるという。
スモーカーは不幸せ
米調査機関、ピュー・リサーチ・センターが先ごろ、発表したところでは、「ストレスを頻繁に感じる」という人が、非喫煙者では31%、元喫煙者では35%だったのに、喫煙者は50%に上った。2250人の成人男女に昨年、聞いた。非喫煙者は全体の54%、元喫煙者が22%、喫煙者が24%だった(2008年の米政府統計では米国の喫煙率20.8%)。
ピュー・リサーチ・センターの発表は、喫煙者にストレスが多いことの原因を探ってはいない。ストレスにさらされた人がたばこに手を出すのか。喫煙してなおストレスを感じているということは、たばこのリラックス効果はほんのいっときのものなのか。あるいは、そんな効果はないのか…。
ちなみに、幸せかどうかの質問に、「とても幸せ」と答えたのは非喫煙者が39%、元喫煙者が34%なのに対し、喫煙者は25%にとどまった。また、健康かどうかの質問に「とても健康」と回答したのは、非喫煙者が63%、元喫煙者が55%なのに対し、喫煙者は36%だった。
思いは届かない
米国では4月1日、たばこにかかる連邦税が、1箱あたり39セント(約37円)から1.01ドル(約96円)に引き上げられた。年々、たばこに対する課税は強化され、喫煙できる空間は狭められている。これは程度の差こそあれ世界共通だ。
増税でたばこが1箱1000円になり、パッケージには、骸骨のイラストが描かれる。それでも買おうとしたが、成人識別カードがない。
買っても喫煙場所が見当たらない。探しあぐねて、列車を1本乗り過ごす。こうなるともはや、喫煙者であることがストレスになる。
喫煙者と非喫煙者が一緒に行動していて、喫煙場所に巡り合ったとき、喫煙者は「ちょっと待っていて」と言いにくいから、非喫煙者に「喫煙してくれば」と言ってほしい。だが、そういうことはまずない。非喫煙者にはたばこを吸いたいという気持ちが分からないからだ。元喫煙者ならば、気持ちが分かるうちはまだ、禁煙したとはいい難い。
(内畠嗣雅(うちはた・つぐまさ)/SANKEI EXPRESS)
ニコチンは30分で切れるといいますので、喫煙者になるだけで30分ごとに不必要なストレスを一生感じて過ごさなければなりません。旦那さんが禁煙をされたという奥様が「夫がタバコをやめてイライラしなくなりました。タバコをやめてくれて良いことばかりです。やめてくれた、夫に感謝したいです。」という感想を持たれたそうです。多くのかたに、本来の健康な心身を取り戻して欲しいですね。
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090602/erp0906021330009-n1.htm
米国の調査だが、「ストレスを頻繁に感じる」という人は非喫煙者より喫煙者に多い。ストレスを抱えた人が喫煙するのか。喫煙でストレス解消というがそんな効果があるのか。禁煙が広がったいま、喫煙者にはたばこを吸えない状況がストレスにならないか。きょうのテーマは「喫煙とストレス」とした。
英紙デーリー・テレグラフなどが、禁煙するため、1カ月の無人島暮らしをするという英国人男性(56)の話を紹介していた。喫煙歴は43年。ニコチンパッチの使用などさまざまな禁煙法にすべて失敗し、絶対にたばこが手に入らない場所にわが身を置くことにした。
「禁煙の最後のチャンス。しばらく家族に会えないのは寂しいが、たばこをやめ長生きすれば、それだけ一緒に過ごせる時間が長くなる」と話しているという。
5月31日は「世界禁煙デー」で、この“無人島禁煙”の他、世界各地で「禁煙」が話題になった。
パッケージに脅される
AP通信によると、米国では経済危機に伴う財政難を背景に、バーモント州、ワシントン州、メリーランド州などで、子供の喫煙を防ぐためのキャンペーンや禁煙支援などの予算が大幅に削減された。バーモント州ではこれまで、禁煙のためのカウンセリングやニコチンパッチなどが無料で、このため禁煙できた人も多かったという。
世界保健機関(WHO)は「禁煙デー」の機会に、たばこの健康被害を示す「画像警告」をパッケージに印刷することをたばこ産業に要求するよう各国政府に訴えた。日本のパッケージにあるのは、喫煙は肺がんや心臓疾患につながるとした「文字警告」。文字だけでなく、おどろおどろしいイラストや病気になった人体の部位の写真などを印刷すれば、禁煙効果はてきめんであるという。
スモーカーは不幸せ
米調査機関、ピュー・リサーチ・センターが先ごろ、発表したところでは、「ストレスを頻繁に感じる」という人が、非喫煙者では31%、元喫煙者では35%だったのに、喫煙者は50%に上った。2250人の成人男女に昨年、聞いた。非喫煙者は全体の54%、元喫煙者が22%、喫煙者が24%だった(2008年の米政府統計では米国の喫煙率20.8%)。
ピュー・リサーチ・センターの発表は、喫煙者にストレスが多いことの原因を探ってはいない。ストレスにさらされた人がたばこに手を出すのか。喫煙してなおストレスを感じているということは、たばこのリラックス効果はほんのいっときのものなのか。あるいは、そんな効果はないのか…。
ちなみに、幸せかどうかの質問に、「とても幸せ」と答えたのは非喫煙者が39%、元喫煙者が34%なのに対し、喫煙者は25%にとどまった。また、健康かどうかの質問に「とても健康」と回答したのは、非喫煙者が63%、元喫煙者が55%なのに対し、喫煙者は36%だった。
思いは届かない
米国では4月1日、たばこにかかる連邦税が、1箱あたり39セント(約37円)から1.01ドル(約96円)に引き上げられた。年々、たばこに対する課税は強化され、喫煙できる空間は狭められている。これは程度の差こそあれ世界共通だ。
増税でたばこが1箱1000円になり、パッケージには、骸骨のイラストが描かれる。それでも買おうとしたが、成人識別カードがない。
買っても喫煙場所が見当たらない。探しあぐねて、列車を1本乗り過ごす。こうなるともはや、喫煙者であることがストレスになる。
喫煙者と非喫煙者が一緒に行動していて、喫煙場所に巡り合ったとき、喫煙者は「ちょっと待っていて」と言いにくいから、非喫煙者に「喫煙してくれば」と言ってほしい。だが、そういうことはまずない。非喫煙者にはたばこを吸いたいという気持ちが分からないからだ。元喫煙者ならば、気持ちが分かるうちはまだ、禁煙したとはいい難い。
(内畠嗣雅(うちはた・つぐまさ)/SANKEI EXPRESS)
ニコチンは30分で切れるといいますので、喫煙者になるだけで30分ごとに不必要なストレスを一生感じて過ごさなければなりません。旦那さんが禁煙をされたという奥様が「夫がタバコをやめてイライラしなくなりました。タバコをやめてくれて良いことばかりです。やめてくれた、夫に感謝したいです。」という感想を持たれたそうです。多くのかたに、本来の健康な心身を取り戻して欲しいですね。
●喫煙者率、過去最低、海外では「たばこ休憩禁止」の動きも
●喫煙率の目標 個人の健康後押しする観点で/社説
●埼玉/ 受動喫煙
●社説:たばこ税 健康のために禁煙策を
◎【社説】受動喫煙/職場の防止に対策強化を
◎【あなたの処方せん:新禁煙事情1~3】
●喫煙率の目標 個人の健康後押しする観点で/社説
●埼玉/ 受動喫煙
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2009年06月04日 Posted bytonton at 20:32 │Comments(0) │●コラム・投稿・社説
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