日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
歩きたばこの禁止について考える/滋賀
歩きたばこの禁止 湖国くらぶ/滋賀
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20090429-OYT8T00828.htm
子どもに危険/携帯灰皿を 賛成・容認の意見多く
さて、以前お伝えした通り、読者のみなさんと“つながる”ことを目指した企画「湖国くらぶ」のスタートです。まだ、お便りは少ないのですが、これからどしどしお寄せくださるものと期待しております。1回目のテーマは「歩きたばこの禁止」です。
匿名の中年男性から、条例を定め、路上喫煙防止に取り組む草津市の現状についてご意見が寄せられました。
男性は、自発的にJR草津駅から国道1号、そして栗東市へと2時間くらいかけて、たばこの吸い殻を拾って歩くことがあるそうです。
そんな実体験から、「決して状況は良くなっていない」と実感するそうです。
草津市は2008年4月から、県内で初めて路上喫煙を防止する条例を施行。12月からはJR草津、南草津両駅周辺などを禁止区域に指定し、取り組みを強化しています。
市の定点観測調査では、喫煙者は指定前の昨年11月の6~4割減。生活安心課の担当者も「まだまだ歩きたばこもポイ捨てもゼロではないけれど、確実に減った印象はあります」。手応えを感じているようです。
県都・大津市でも7月から、乗降客の多いJR大津、瀬田、京阪浜大津、膳所駅周辺や石山寺、坂本両地区などの観光地を禁止区域に指定。職員が見回り、指導することになっています。彦根、長浜両市にも同様の条例があります。
こうした〈歩きたばこ〉を規制する動きについて、新人記者の川崎陽子が、大津市の街頭でインタビューしました。
「子どもが危ない思いをしたことがあるので大賛成。特に通学路での喫煙はやめてほしい」(30歳代の女性)。「自分も吸うが、条例には賛成。ただ、吸える場所は確保してほしい」(30歳代の男性会社員)。「規制はあった方がいい。周りの人にも自分にも、環境にも。罰則があった方がより効果的」(男性タクシー運転手)。
喫煙者も含め、規制に賛成・容認の人が多く、「マナーの問題なら、携帯灰皿を義務づければいい」。「喫煙者だが、大津に来たくなくなる」(いずれも男性)など、反対は少数だったといいます。 県庁舎内でも、たばこは原則〈追放〉で、職員らは外で煙をふかす状態だそうです。喫煙者の包囲網は狭まる一方のようです。
実は、私も4年前まで1日4箱80本を消費する、ヘビースモーカーでした。6年ほど前だったでしょうか。東京都千代田区が日本で初めて、〈歩きたばこ禁止条例〉を施行した直後、出張した私は信号待ちで何のためらいもなく、くわえたたばこに火をつけました。その途端、周りから厳しい視線が寄せられ、すぐに消した、ばつの悪い記憶があります。
愛煙家の知人が肺がん死したのがきっかけで〈脱煙〉しましたが、今の喫煙者が窮屈な思いをしているのは理解できます。
家でも、憩いの場はもっぱら台所の換気扇の下や、ベランダ。決して、紫煙をくゆらせるという気持ちにはなれない。そんな境遇のスモーカーも少なくないでしょう。「せめて大空の下くらい、受動喫煙のことは言わないで、思う存分吸わせて」。そんな声も聞こえるようですが、ここはまぁ、時代の流れに合わせてみましょうか。
(青野達哉)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20090429-OYT8T00828.htm
子どもに危険/携帯灰皿を 賛成・容認の意見多く
さて、以前お伝えした通り、読者のみなさんと“つながる”ことを目指した企画「湖国くらぶ」のスタートです。まだ、お便りは少ないのですが、これからどしどしお寄せくださるものと期待しております。1回目のテーマは「歩きたばこの禁止」です。
匿名の中年男性から、条例を定め、路上喫煙防止に取り組む草津市の現状についてご意見が寄せられました。
男性は、自発的にJR草津駅から国道1号、そして栗東市へと2時間くらいかけて、たばこの吸い殻を拾って歩くことがあるそうです。
そんな実体験から、「決して状況は良くなっていない」と実感するそうです。
草津市は2008年4月から、県内で初めて路上喫煙を防止する条例を施行。12月からはJR草津、南草津両駅周辺などを禁止区域に指定し、取り組みを強化しています。
市の定点観測調査では、喫煙者は指定前の昨年11月の6~4割減。生活安心課の担当者も「まだまだ歩きたばこもポイ捨てもゼロではないけれど、確実に減った印象はあります」。手応えを感じているようです。
県都・大津市でも7月から、乗降客の多いJR大津、瀬田、京阪浜大津、膳所駅周辺や石山寺、坂本両地区などの観光地を禁止区域に指定。職員が見回り、指導することになっています。彦根、長浜両市にも同様の条例があります。
こうした〈歩きたばこ〉を規制する動きについて、新人記者の川崎陽子が、大津市の街頭でインタビューしました。
「子どもが危ない思いをしたことがあるので大賛成。特に通学路での喫煙はやめてほしい」(30歳代の女性)。「自分も吸うが、条例には賛成。ただ、吸える場所は確保してほしい」(30歳代の男性会社員)。「規制はあった方がいい。周りの人にも自分にも、環境にも。罰則があった方がより効果的」(男性タクシー運転手)。
喫煙者も含め、規制に賛成・容認の人が多く、「マナーの問題なら、携帯灰皿を義務づければいい」。「喫煙者だが、大津に来たくなくなる」(いずれも男性)など、反対は少数だったといいます。 県庁舎内でも、たばこは原則〈追放〉で、職員らは外で煙をふかす状態だそうです。喫煙者の包囲網は狭まる一方のようです。
実は、私も4年前まで1日4箱80本を消費する、ヘビースモーカーでした。6年ほど前だったでしょうか。東京都千代田区が日本で初めて、〈歩きたばこ禁止条例〉を施行した直後、出張した私は信号待ちで何のためらいもなく、くわえたたばこに火をつけました。その途端、周りから厳しい視線が寄せられ、すぐに消した、ばつの悪い記憶があります。
愛煙家の知人が肺がん死したのがきっかけで〈脱煙〉しましたが、今の喫煙者が窮屈な思いをしているのは理解できます。
家でも、憩いの場はもっぱら台所の換気扇の下や、ベランダ。決して、紫煙をくゆらせるという気持ちにはなれない。そんな境遇のスモーカーも少なくないでしょう。「せめて大空の下くらい、受動喫煙のことは言わないで、思う存分吸わせて」。そんな声も聞こえるようですが、ここはまぁ、時代の流れに合わせてみましょうか。
(青野達哉)
●喫煙者率、過去最低、海外では「たばこ休憩禁止」の動きも
●喫煙率の目標 個人の健康後押しする観点で/社説
●埼玉/ 受動喫煙
●社説:たばこ税 健康のために禁煙策を
◎【社説】受動喫煙/職場の防止に対策強化を
◎【あなたの処方せん:新禁煙事情1~3】
●喫煙率の目標 個人の健康後押しする観点で/社説
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●社説:たばこ税 健康のために禁煙策を
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2009年05月01日 Posted bytonton at 19:09 │Comments(0) │●コラム・投稿・社説
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