世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

神奈川県が禁煙条例制定に立ち上がった理由

『中央公論』の8月号に、神奈川県の松沢成文県知事が、
なぜ「神奈川県が禁煙条例制定に立ち上がったのか?」を、12ページに渡り、克明に説明されています。

これは、喫煙者を排除する条例ではなく、非喫煙者を受動喫煙から守るための条例であること。

これは、本来なら、タバコ規制枠組み条約を締結した国が行うはずである法令であるが、
国の怠慢によりできないなら、まず神奈川が推進力になろうというもの。

受動喫煙が「迷惑」なのではなく「危険」というレベルの問題であること。

日本は経済大国でありながら、受動喫煙後進国で、恥ずべき現状であること。
神奈川への海外からの旅行者も多く、今の日本の現状をどうみるか?

税収の問題にも、きちんと自らの答えを出されています。
これは、多くの県や市町が、この問題に取り組もうとしたとき、壁となることです。
しかし、それを、松沢知事は「受動喫煙による健康被害から県民を保護することを、
税収より優先するというのが行政の正しいあり方だろう」とはっきりと伝えています。
そして、それは膨大な医療費の削減につながるとの考えまで示されています。

先日、キムタク主演ドラマ「CHANGE」でも、総理大臣であるキムタクが国民に呼
びかける場面がありましたが、やはり、その通りで、国民もきちんと学ぶべきだと
思います。(ドラマ中、キムタクらが喫煙するシーンがありましたが、あのシーンは、
視聴している青少年への影響を考えると、ドラマ制作にかかわる方の倫理感をうた
がいたくなります。)

タバコ会社のスポンサーシップの体制が続いているので、タバコに関する情報は
本当に少ない日本です。

ぜひ、この松沢知事の言葉に耳を傾けてください。
これは、近い将来かならず、静岡県でも問題とされることだと確信しています。
本来なら、2010年2月までに、国政として「やると世界と約束した」ことなのです。

松沢県知事、素晴らしい政治家ですね!
ぜひ、これを読んでくださった皆さんにも、真実を見抜く目を持って、この問題を見て
欲しいと思います。

tonton






同じカテゴリー(★本・雑誌の紹介)の記事画像
大橋巨泉氏の本『やめたら』がお勧めです!
同じカテゴリー(★本・雑誌の紹介)の記事
 ●医師が出版『三日坊主(ミカボ)シンドローム』 (2012-01-09 18:38)
 ●「STOP 受動喫煙新聞」創刊 (2011-10-01 17:17)
 ◎<禁煙の宿>愛知の運動家が全国調査 701軒を冊子に (2009-11-29 06:49)
 「なるほどなっとくタバコ問題集」読めば禁煙間違いなし (2009-08-19 20:18)
 自費出版 「禁煙で人生を変えよう騙されている日本の喫煙者」 (2009-06-01 22:47)
 大橋巨泉氏の本『やめたら』がお勧めです! (2009-02-21 08:23)

2008年07月18日 Posted bytonton at 13:55 │Comments(0)★本・雑誌の紹介

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
神奈川県が禁煙条例制定に立ち上がった理由
    コメント(0)