世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●50歳以上の男性喫煙者が血尿になったら膀胱がんの疑いもあり

50歳以上の男性喫煙者が血尿になったら膀胱がんの疑いもあり
【NEWSポストセブン】
http://www.news-postseven.com/archives/20110916_31369.html

膀胱がんは50歳以上の男性喫煙者に多く発症し、多発や再発が起こりやすい。尿の中に流れ出たタバコ由来の発がん物質が、腎盂、尿管を通り、膀胱に貯蓄される過程で発症すると考えられる。

初期症状は無症候性血尿だが、重症化すると頻尿や排尿痛がある。表在性の膀胱がんは、内視鏡による切除後に抗がん剤かBCGで再発予防する。筋層浸潤がんの場合は、膀胱全摘となる。

尿は、腎臓で血液の水分や塩分、老廃物をろ過した排泄物として腎盂・尿管を通り、膀胱に一時貯蓄されて体外に排出される。尿の通り道にできる腫瘍を総称して尿路上皮がんというが、中でも多いのが膀胱がんだ。患者は50代以上の喫煙習慣のある男性が圧倒的に多い。

原因として尿中にタバコ由来の発がん物質が流れ出し、尿に混じって尿路を流れる間に発症すると考えられる。常に発がん物質にさらされているため、腫瘍が1か所だけでなく多発・再発しやすいという特徴がある。日本大学医学部附属板橋病院泌尿器科の高橋悟教授の話。

「初期症状は、痛みなどの症状を伴わない血尿です。血尿が時々みられたり、少し色が付いている程度では放置する人も多いのですが、中高年の喫煙男性の血尿は泌尿器科での検査が必須です。血尿が続き、頻尿や排尿痛を併発する場合は、腫瘍が大きくなっている可能性があります」(取材・構成/岩城レイ子


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2011年09月21日 Posted bytonton at 10:07 │Comments(0)●データ・知識1

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