世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●メンソールも疾病リスク変わらず

メンソールも疾病リスク変わらず FDAたばこ製品科学諮問委員会
【Sankei Biz】
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/110310/ecb1103101101001-n1.htm

 たばこ関連の疾病にかかるリスクは、メンソールたばこでも普通のたばこでも差がないことが過去のデータを精査した結果明らかになった。

 調査を行った米食品医薬品局(FDA)のたばこ製品科学諮問委員会は「メンソールたばこの喫煙者が普通たばこの喫煙者と異なるリスクにさらされるという十分な証拠は見つからなかった」と発表した。

 とはいうものの、メンソールはより喫煙に対する中毒傾向が高まる可能性があると付け加えられている。
 これら内容は23日に文書として発表される予定だが、既に草稿がFDAのウェブサイトに掲載されている。

 今回の調査は、たばこのマーケティングを制限し、たばこにクローブ(丁子)やイチゴの風味を付けることを禁じた2009年の法令に基づいて行われた。この法令はメンソールたばこが通常のたばこより危険だとするFDAの見解がきっかけとなって施行された。

 米国におけるたばこ販売額は年間850億ドル(約7兆410億円)でメンソール製品の占める割合は約30%。販売額が最も多いのはロリラードの「ニューポート」で、アルトリアグループの「マルボロ・メンソール」、レイノルズアメリカンの「キャメル・メンソール」「クール」「セーラム」がその後に続く(ブルームバーグ調べ)。

 草稿の一つには、メンソールたばこの喫煙者が普通のたばこの喫煙者に比べて喫煙量が増える、あるいはニコチン摂取レベルが高まるという十分な証拠は見つからなかったと記されている。

 一方、別の草稿では「メンソールたばこを喫煙するとミントが香り、クールな感覚がもたらされ、のどが炎症を起こす。味覚と嗅覚が心地よく刺激されるため、喫煙行動が増える可能性がある」とも報告されている。

 諮問委員会は過去数十年分の発表済みデータとFDAの調査結果、さらにアルトリア、レイノルズ、ロリラード3社の市場データを見直した。


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2011年03月13日 Posted bytonton at 16:14 │Comments(0)●データ・知識1

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