日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
●中国「禁煙公約」守れず…政府と業界癒着?
タバコ規制はなぜ実現しない?市民意識の欠如が最大の問題―中国
【YAHOO!ニュース】Record China 1月10日(月)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110110-00000007-rcdc-cn
2010年1月8日、中国経済網は「タバコ規制、『公約違反』の原因はなんだ?」と題した記事を掲載した。
現在、中国では年120万人がタバコが原因で死亡している。この数字は2030年には350万人にまで上昇すると予想されている。こうした中、中国は世界保健機関(WHO)の「タバコ規制枠組条約」に加盟したが、先日、WHOが発表した報告書によると、中国の条約実行状況はわずか37.3点。100カ国を越える加盟国の中でもほぼ最低ランクとなった。
なぜ「タバコ規制枠組条約」の公約を守れなかったのか?第一の問題は「利益」。地方の主力産業であり、大口納税企業であり、多くの雇用をもたらすタバコ産業を規制できなかった。また、条約履行業務グループのトップである工業情報化部は、一方で下部組織に国家タバコ専売局を抱えており、タバコ規制は自らの利益を削る矛盾した状況に置かれていた。
また中国の国情も問題だ。いいタバコ、いい酒は身分と権力のシンボルとして重要視されている。そして最も問題なのが中国国民が「市民意識」を欠いていること。何かを行う場合、まずは自分の所属する機関の利益を考えてしまい、国民全体の公益を考えない。
インターネットで紹介されていた「中国式道徳」についての論評が状況をよく表している。自分は軽薄なのに、他人には聖者になれと要求する。自分は貪欲なのに、他人には清貧であれと。自分は薄情なのに他人には動物を愛せと。自分は権力の亡者なのに、他人には李剛を憎めと(李剛事件は交通事故を起こした青年が「自分の父は警察幹部の李剛だぞ」と被害者に凄んだ事件)。自分は華美を愛するのに、他人には地球を愛せと求めている。これに付け加えるならば、自分はタバコをやめないのに、どうして他人の禁煙を語れるだろうか?(翻訳・編集/KT)
中国「禁煙公約」守れず…政府と業界癒着?
【YAHOO!ニュース】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110108-00001008-yom-int
世界最大のたばこ生産・消費国である「喫煙大国」中国のたばこ対策が効果を上げていない。
「たばこ規制枠組み条約」に基づき中国が屋内公共施設の全面禁煙を5年以内に実現するとした国際公約の期限を9日に迎えるが、喫煙者は減らず、中国メディアは「公約違反」などと一斉に批判している。
中国紙によると、喫煙人口は約3億5000万人に上り、受動喫煙人口は3年で2億人増えて7億人以上となった。毎年約120万人がたばこ関連の病気が原因で死亡し、2030年には40歳以上死者数の約25%を占めるまでになるという。
同条約は中国で2006年1月に発効したが、いまだに禁煙に関する全国的な法律が制定されていないことや、政府とたばこ産業の癒着などで広告規制が不十分なことが公約を実現できなかった主な原因と指摘されている。
上海の徐家匯と南京路に禁煙モデル地区構想
【エクスプロア上海】
http://www2.explore.ne.jp/news/articles/15800.html?r=sh
2010年10月29日に中国衛生部とWHO(世界保健機構)は上海万博において、無煙万博の目標を達成できたと発表した。しかし、上海市内では禁煙規制が不均衡との問題が残っているとの意見が出ている。
これらの状況に対して農工党の上海市委員は1~2年のうちに、徐家匯と南京路、豫園商城地区に禁煙モデル地区を設定すべきだと提案している。
上海万博の期間中、会場内の室内公共エリアでは全面禁煙が実施され、上海の中心区域ではタバコの広告、販売が禁止され、特に会場周辺区域の道路では「タバコのない万博」の表示がはられその実施が強くPRされた。
しかし万博終了後の禁煙コントロール状況を見ると不足と見られる点があるとしている。
まず、禁煙実施状況が不均衡で、銀行、商業施設、スーパーなど公共施設では高い効果を得られているものの、学校などの教育施設では、規制が緩んでいる状況が見られ、また病院、ネットカフェ、レストランなどでは規制が必ずしもうまくいっていないとしている。
専門の調査チームによれば、昨年実施された「上海市公共場所喫煙規制条例」ではレストラン、ホテル、ディスコなどに対して、禁煙場所に対して比較的寛大な対応をとっており、これが実施効果に影響を与えているとしている。(明鮮花)
中国、国連の“禁煙公約”守れず メディアは「違反」と非難
【47NEWS】
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011010701000594.html
【北京共同】国連のたばこ規制枠組み条約に基づき、中国が公共施設の全面禁煙を5年以内に実現すると国際的に公約した期限が今月9日に迫った。しかし条約が求める禁煙措置などの達成率は百数十カ国の締約国のうち最下位クラスで、中国メディアは「公約違反だ」「禁煙失敗」と非難している。
中国は世界最大のたばこ生産国で消費国。喫煙人口は3億5千万人に上り、年間100万人がたばこが原因の疾病で死亡しているとされる。
同条約は中国で2006年1月に発効したが、中国はこれまで禁煙を推進する全国的な法律や、たばこの広告を禁止する法律も制定しなかった。
北京五輪や上海万博を前に北京、上海両市は独自に禁煙条例を定めたが、条例はほとんど守られず、空文化しているとされる。
【写真】世界禁煙デーに、マスクを付け市民にタバコを控えるよう訴える医大生ら=2010年5月、中国陝西省西安(共同)
【YAHOO!ニュース】Record China 1月10日(月)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110110-00000007-rcdc-cn
2010年1月8日、中国経済網は「タバコ規制、『公約違反』の原因はなんだ?」と題した記事を掲載した。
現在、中国では年120万人がタバコが原因で死亡している。この数字は2030年には350万人にまで上昇すると予想されている。こうした中、中国は世界保健機関(WHO)の「タバコ規制枠組条約」に加盟したが、先日、WHOが発表した報告書によると、中国の条約実行状況はわずか37.3点。100カ国を越える加盟国の中でもほぼ最低ランクとなった。
なぜ「タバコ規制枠組条約」の公約を守れなかったのか?第一の問題は「利益」。地方の主力産業であり、大口納税企業であり、多くの雇用をもたらすタバコ産業を規制できなかった。また、条約履行業務グループのトップである工業情報化部は、一方で下部組織に国家タバコ専売局を抱えており、タバコ規制は自らの利益を削る矛盾した状況に置かれていた。
また中国の国情も問題だ。いいタバコ、いい酒は身分と権力のシンボルとして重要視されている。そして最も問題なのが中国国民が「市民意識」を欠いていること。何かを行う場合、まずは自分の所属する機関の利益を考えてしまい、国民全体の公益を考えない。
インターネットで紹介されていた「中国式道徳」についての論評が状況をよく表している。自分は軽薄なのに、他人には聖者になれと要求する。自分は貪欲なのに、他人には清貧であれと。自分は薄情なのに他人には動物を愛せと。自分は権力の亡者なのに、他人には李剛を憎めと(李剛事件は交通事故を起こした青年が「自分の父は警察幹部の李剛だぞ」と被害者に凄んだ事件)。自分は華美を愛するのに、他人には地球を愛せと求めている。これに付け加えるならば、自分はタバコをやめないのに、どうして他人の禁煙を語れるだろうか?(翻訳・編集/KT)
中国「禁煙公約」守れず…政府と業界癒着?
【YAHOO!ニュース】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110108-00001008-yom-int
世界最大のたばこ生産・消費国である「喫煙大国」中国のたばこ対策が効果を上げていない。
「たばこ規制枠組み条約」に基づき中国が屋内公共施設の全面禁煙を5年以内に実現するとした国際公約の期限を9日に迎えるが、喫煙者は減らず、中国メディアは「公約違反」などと一斉に批判している。
中国紙によると、喫煙人口は約3億5000万人に上り、受動喫煙人口は3年で2億人増えて7億人以上となった。毎年約120万人がたばこ関連の病気が原因で死亡し、2030年には40歳以上死者数の約25%を占めるまでになるという。
同条約は中国で2006年1月に発効したが、いまだに禁煙に関する全国的な法律が制定されていないことや、政府とたばこ産業の癒着などで広告規制が不十分なことが公約を実現できなかった主な原因と指摘されている。
上海の徐家匯と南京路に禁煙モデル地区構想
【エクスプロア上海】
http://www2.explore.ne.jp/news/articles/15800.html?r=sh
2010年10月29日に中国衛生部とWHO(世界保健機構)は上海万博において、無煙万博の目標を達成できたと発表した。しかし、上海市内では禁煙規制が不均衡との問題が残っているとの意見が出ている。
これらの状況に対して農工党の上海市委員は1~2年のうちに、徐家匯と南京路、豫園商城地区に禁煙モデル地区を設定すべきだと提案している。
上海万博の期間中、会場内の室内公共エリアでは全面禁煙が実施され、上海の中心区域ではタバコの広告、販売が禁止され、特に会場周辺区域の道路では「タバコのない万博」の表示がはられその実施が強くPRされた。
しかし万博終了後の禁煙コントロール状況を見ると不足と見られる点があるとしている。
まず、禁煙実施状況が不均衡で、銀行、商業施設、スーパーなど公共施設では高い効果を得られているものの、学校などの教育施設では、規制が緩んでいる状況が見られ、また病院、ネットカフェ、レストランなどでは規制が必ずしもうまくいっていないとしている。
専門の調査チームによれば、昨年実施された「上海市公共場所喫煙規制条例」ではレストラン、ホテル、ディスコなどに対して、禁煙場所に対して比較的寛大な対応をとっており、これが実施効果に影響を与えているとしている。(明鮮花)
中国、国連の“禁煙公約”守れず メディアは「違反」と非難
【47NEWS】
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011010701000594.html
【北京共同】国連のたばこ規制枠組み条約に基づき、中国が公共施設の全面禁煙を5年以内に実現すると国際的に公約した期限が今月9日に迫った。しかし条約が求める禁煙措置などの達成率は百数十カ国の締約国のうち最下位クラスで、中国メディアは「公約違反だ」「禁煙失敗」と非難している。
中国は世界最大のたばこ生産国で消費国。喫煙人口は3億5千万人に上り、年間100万人がたばこが原因の疾病で死亡しているとされる。
同条約は中国で2006年1月に発効したが、中国はこれまで禁煙を推進する全国的な法律や、たばこの広告を禁止する法律も制定しなかった。
北京五輪や上海万博を前に北京、上海両市は独自に禁煙条例を定めたが、条例はほとんど守られず、空文化しているとされる。
【写真】世界禁煙デーに、マスクを付け市民にタバコを控えるよう訴える医大生ら=2010年5月、中国陝西省西安(共同)
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2011年01月20日 Posted bytonton at 16:09 │Comments(0) │中国
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