日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
●肺がん検診、CTスキャンでX線より死亡率20%低下
肺がん検診、CTスキャンでX線より死亡率20%低下
【AFP.BB News】
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2772740/6411591?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
ヘビースモーカーが肺がん検診を受ける場合は、X線撮影ではなく、CTスキャンを用いる方が死亡率を20%下げられるとする研究結果が、4日発表された。
米国立がん研究所(US National Cancer Institute)は、2002年に開始された全米肺がん検診のデータをもとに、少量の放射能を照射するヘリカルCTかスパイラルCTによる検診で肺がん死亡率が下がるかを調べた。
この検診は、平均で1日たばこ1箱を30年間吸っている喫煙者、または過去に同量を吸っていた元喫煙者、55~74歳の計5万人以上が参加。07年までに年1回、3年にわたってCTスキャンかX線撮影を受けてもらった。
この間に肺がんで死亡した人のデータを調べてみると、CTスキャンを受けたグループにおける死亡率は、X線撮影を受けたグループより20%低かった。
研究チームは、なぜCTスキャンがこれほど顕著な死亡率低下に結びついたかについてはさらなる研究が必要としながらも、「致死性の高いがんの多くが、ヘリカルCTスキャンによって初期に発見できた可能性がある」としている。
しかし一方で、CTスキャンは、X線撮影に比べて料金が高く、被爆量も多いほか、偽陽性となる確率も高いなどの問題点があることを指摘。「CTスキャンは肺がんを予防するものではなく、多くの場合は肺がん死を防ぐこともできない。喫煙に関連した肺病の最良の予防法は、たばこをやめることだ」と注意を促した。
肺がん検査にはX線撮影よりもCTスキャンが有用─米研究結果【ウォールストリートジャーナル日本版】
http://jp.wsj.com/Life-Style/node_144459
肺がん検査に胸部X線撮影よりもコンピューター断層撮影(CTスキャン)を用いた方が肺がんによる死者数が20%少なかったことが、4日米国で発表された大規模な研究結果で明らかになった。この研究には、米国立がん研究所(NCI)が資金を供与した。
研究は肺がんのスクリーニング検査に明らかな利点があることを初めて示したものだ。結腸がんや乳がんと違って、肺がんの定期検診の実施は 一般的ではない。米国での肺がんによる死者数はがんによる死者数の中で一番多い。民間の保険やメディケア(高齢者向け公的医療保険制度)は定期検診ではなく肺がんが疑われる場合に限り、CTスキャ ンを保険対象にしている。
これまで、肺がんのスクリーニング検査が死亡率を低下させることを明確に示す研究結果はなかった。しかし、研究にかかわった医師らは 研究結果について、一般の人々が肺がん検診のためにCTスキャンを用いるべきだということを意味しているわけではないと警告した。研究結果が正式に公表され、さらに分析されてから、何らかの対策を出すべきかどうかを考える必要があるという。
この研究は2002年8月に開始され、55歳から74歳までの5万3000人以上を対象とした。全員が1日約1箱のたばこを30年間吸っている喫煙者、または30年間吸っていたことのある元喫煙者だった。研究開始当初は、肺がんのいかなる兆候も履歴もなかった。被験者は2つのグループに分けられ、1つのグループにはCTスキャンを、もう1つのグループには胸部X線撮影を実施した。検査は年1回、3度行われた。最長5年間にわたって調査したことになる。
CTスキャンからは胸部全体の複数の画像を得られるのに対し、胸部X線撮影では1枚の胸部画像しか得られない。1枚の画像には折り重なっている他の組織も含まれるため、小さな腫瘍(しゅよう)が見えにくくなる可能性がある。
10月20日の時点で、CTスキャン・グループの肺がんによる死亡者数が354人だったのに対し、胸部X線グループの死亡者数は442人だった。2つのグループの差は20.3%となった。研究を監視するデータ安全性監視委員会は肺がんによる死亡者数の減少差が統計的に有意だと判断できる基準に達したとの結論を出し、研究を終わらせることを勧告した。
NCI のハロルド・バーマス所長は、研究の分析がまだ続いているが、CTスキャンを受けたグループではより早期に、治癒の可能性が高い段階で、肺がんが検出できたようだと語った。同所長は肺がんリスクが高い人々に関しては「この手法により死者数を減らせる可能性がある」と述べた一方で、禁煙し、喫煙を再開しないことが、肺がんを 防ぐ最も効果的な方法だと強調した。肺がんの約85%は喫煙に関わっている。
【AFP.BB News】
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2772740/6411591?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
ヘビースモーカーが肺がん検診を受ける場合は、X線撮影ではなく、CTスキャンを用いる方が死亡率を20%下げられるとする研究結果が、4日発表された。
米国立がん研究所(US National Cancer Institute)は、2002年に開始された全米肺がん検診のデータをもとに、少量の放射能を照射するヘリカルCTかスパイラルCTによる検診で肺がん死亡率が下がるかを調べた。
この検診は、平均で1日たばこ1箱を30年間吸っている喫煙者、または過去に同量を吸っていた元喫煙者、55~74歳の計5万人以上が参加。07年までに年1回、3年にわたってCTスキャンかX線撮影を受けてもらった。
この間に肺がんで死亡した人のデータを調べてみると、CTスキャンを受けたグループにおける死亡率は、X線撮影を受けたグループより20%低かった。
研究チームは、なぜCTスキャンがこれほど顕著な死亡率低下に結びついたかについてはさらなる研究が必要としながらも、「致死性の高いがんの多くが、ヘリカルCTスキャンによって初期に発見できた可能性がある」としている。
しかし一方で、CTスキャンは、X線撮影に比べて料金が高く、被爆量も多いほか、偽陽性となる確率も高いなどの問題点があることを指摘。「CTスキャンは肺がんを予防するものではなく、多くの場合は肺がん死を防ぐこともできない。喫煙に関連した肺病の最良の予防法は、たばこをやめることだ」と注意を促した。
肺がん検査にはX線撮影よりもCTスキャンが有用─米研究結果【ウォールストリートジャーナル日本版】
http://jp.wsj.com/Life-Style/node_144459
肺がん検査に胸部X線撮影よりもコンピューター断層撮影(CTスキャン)を用いた方が肺がんによる死者数が20%少なかったことが、4日米国で発表された大規模な研究結果で明らかになった。この研究には、米国立がん研究所(NCI)が資金を供与した。
研究は肺がんのスクリーニング検査に明らかな利点があることを初めて示したものだ。結腸がんや乳がんと違って、肺がんの定期検診の実施は 一般的ではない。米国での肺がんによる死者数はがんによる死者数の中で一番多い。民間の保険やメディケア(高齢者向け公的医療保険制度)は定期検診ではなく肺がんが疑われる場合に限り、CTスキャ ンを保険対象にしている。
これまで、肺がんのスクリーニング検査が死亡率を低下させることを明確に示す研究結果はなかった。しかし、研究にかかわった医師らは 研究結果について、一般の人々が肺がん検診のためにCTスキャンを用いるべきだということを意味しているわけではないと警告した。研究結果が正式に公表され、さらに分析されてから、何らかの対策を出すべきかどうかを考える必要があるという。
この研究は2002年8月に開始され、55歳から74歳までの5万3000人以上を対象とした。全員が1日約1箱のたばこを30年間吸っている喫煙者、または30年間吸っていたことのある元喫煙者だった。研究開始当初は、肺がんのいかなる兆候も履歴もなかった。被験者は2つのグループに分けられ、1つのグループにはCTスキャンを、もう1つのグループには胸部X線撮影を実施した。検査は年1回、3度行われた。最長5年間にわたって調査したことになる。
CTスキャンからは胸部全体の複数の画像を得られるのに対し、胸部X線撮影では1枚の胸部画像しか得られない。1枚の画像には折り重なっている他の組織も含まれるため、小さな腫瘍(しゅよう)が見えにくくなる可能性がある。
10月20日の時点で、CTスキャン・グループの肺がんによる死亡者数が354人だったのに対し、胸部X線グループの死亡者数は442人だった。2つのグループの差は20.3%となった。研究を監視するデータ安全性監視委員会は肺がんによる死亡者数の減少差が統計的に有意だと判断できる基準に達したとの結論を出し、研究を終わらせることを勧告した。
NCI のハロルド・バーマス所長は、研究の分析がまだ続いているが、CTスキャンを受けたグループではより早期に、治癒の可能性が高い段階で、肺がんが検出できたようだと語った。同所長は肺がんリスクが高い人々に関しては「この手法により死者数を減らせる可能性がある」と述べた一方で、禁煙し、喫煙を再開しないことが、肺がんを 防ぐ最も効果的な方法だと強調した。肺がんの約85%は喫煙に関わっている。
●タバコは男性の認知力低下と関連、英研究
●カラオケ屋にこびり付いている煙草の臭いは体に悪いですか?
●喫煙が原因の結核による死亡 4,000万人増加の可能性
●喫煙の心臓病リスク、男性より女性で25%高い―米研究
●意外なうつの原因-喫煙
●喫煙による心臓病リスクは男性より女性で高い―米研究
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2010年11月09日 Posted bytonton at 13:27 │Comments(0) │●データ・知識1
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