世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

・【あなたの処方せん】依存克服、環境改善も大切

あなたの処方せん:/13 新・禁煙事情/4 依存克服、環境改善も大切
【毎日新聞】
http://mainichi.jp/life/health/news/20101021ddm013100031000c.html
 喫煙は「たばこ依存症」という病気だ。WHO(世界保健機関)の最新の国際疾病分類(ICD)でもコカインや大麻などによる精神障害と同じ分類に入る。英医学誌「ランセット」に掲載された論文によると、たばこの依存度は、麻薬のヘロイン、コカインに次いで3番目に高い。
 たばこがやめられない仕組みも分かってきた。たばこを吸うとニコチンが体内に入る。脳に到達すると、神経伝達物質のドーパミンを放出して快感を得る。ニコチンが切れると、再び快感を求めてたばこを吸いたくなる衝動が生じ、悪循環を繰り返すことになる。
 最近の研究で、ニコチンと結合してドーパミンを放出させるレセプター(受容体)の働きが明らかになった。たばこを吸うと活性化された受容体の数が増える。その結果、大量のドーパミンが放出されるようになる。一時的にたばこを控えても受容体はニコチンと合しやすい状態を保つため、たばこをやめにくくなるのだという。
 禁煙が困難な要因として、東京医科大の平山陽示准教授(総合診療科)は「身体的依存のほか心理的依存(習慣)もある」と指摘する。喫煙者は食後やイライラした時にたばこを吸うことで快感を得ることを習慣化させている。
 依存を克服するにはどうしたらいいのか。自身も2度目の挑戦禁煙に成功した平山さんによると、食後などに吸いたくなったら、▽水やお茶を飲む▽干し昆布やガムをかむ▽深呼吸するなど他のものに置き換えることで、吸いたい気持ちを次第に受け流せるようになるという。平山さんは「喫煙具を全部処分したり、たばこを吸いたくなるような場所を避けて環境改善を図ることも大切だ」と話す。



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2010年10月29日 Posted bytonton at 19:07 │Comments(0)●データ・知識1

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