世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

エジプト/水たばこが消える日

【外信コラム】千夜一夜 水たばこが消える日/エジプト
【産経ニュース】
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100601/mds1006010303002-n1.htm
 先日の昼下がり、知り合いのエジプト人と久しぶりに街のアフワ(庶民的なカフェ)に出かけた。
 カイロの話し言葉では、アフワはコーヒー。転じて、コーヒーや紅茶とともに、水を通した煙を楽しむ中東名物の水たばこを出す茶店のことも指す。
 ところがこの日のアフワは、いつもと雰囲気が違った。エジプトでは水たばこをシーシャと呼ぶが、のんびりとシーシャをふかしている客がいないのだ。そればかりか、店の奥に並ぶシーシャ用の大きなパイプが1本残らず消えていた。
 店員によると、その日の朝、警察が界隈(かいわい)のアフワを“急襲”し、パイプを押収していったのだという。
 エジプト議会は2年前、公共の場での喫煙を禁止する法律を可決しているが、昨年には新型インフルエンザの大流行により、器具を使い回しするシーシャを通じた感染拡大の危険性も指摘されていた。
 しかし、喫煙天国のエジプトでは、庶民の社交と息抜きの場、アフワで吸うシーシャの人気は根強い。「僕の地区でも4月に取り締まりがあったけど、翌日にはどの店でも復活したよ」と知人は笑う。
 エジプト政府にとって「シーシャ根絶」は気の遠くなる上り坂のような戦いになるのだろう。高級店はすでに、使い捨てのプラスチック製の吸い口に切り替えている。紙巻きはやめたが、実はシーシャには愛着を残している筆者としては、寂しさも禁じ得ない。(村上大介)



タグ :エジプト

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2010年06月12日 Posted bytonton at 21:07 │Comments(0)●アフリカ

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