世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

中国では「女性スモーカー」急増が問題視

まもなく世界禁煙デー、中国では「女性スモーカー」急増が問題視
【YAHOO!ニュース】5月28日19時32分配信 サーチナ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100528-00000073-scn-cn
 WHOが制定する「世界禁煙デー」(5月31日)を控え、中国ではこのほど『2010年中国喫煙規制報告』が発表され、大都市を中心とする女性の喫煙率の高まりや問題の多さなどが伝えられた。中国新聞社が伝えた。
 WHOによる151の国や地域での調査資料では、中国をはじめとするアジアの国ではこれまで、男性の喫煙率が突出し、女性の喫煙率は概して低かった。しかし、近年の経済のグローバル化を経て、中国人女性の喫煙率は上昇傾向を見せており、短期的に平均3―5%、高い場合は15%以上にまで達するなど、危機的状況を示している。
 中国疾病予防抑制センターは、中国の若い女性が試しに喫煙する確率は23%で、そこから実際に定着する率は3.9%だと説明、現在は15―24歳の女性を中心に、喫煙率が上昇中だと伝えた。また、喫煙経験のある女性のうち、13歳以前に吸い始めた人が7年間で15%増加していることなどから、専門家は、女性の喫煙者が今後も増える可能性が高いと指摘する。
 一方、中国の若い女性の間で喫煙者が増加する背景には、男性の喫煙率の高さや、タバコメーカーの「戦略」などが挙げられる。報告では、現在の中国人男性による喫煙率は、世界でも「トップクラス」の約66%で、中国人女性にとってタバコがより身近な環境にあると警鐘を鳴らす。
 また、そこへ近年、女性をターゲットに展開する、タバコ業界の市場開拓の動きが、都市部の若い女性を中心に、喫煙率上昇に拍車をかけており、「タバコでダイエット」などの危険な概念や、吸い口がやわらかいフルーツフレーバーの登場、映画やドラマでの女性の喫煙シーンなどの増加で、女性らのタバコへの抵抗感が弱まっているという。
 専門家は、中国で今後、女性による喫煙を抑える総合的な措置を講るべきと力説する。しかしどのような対策をとるのか、具体的には挙げられておらず、禁煙への取り組みの難しさをうかがわせた。(編集担当:金田知子)



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2010年06月02日 Posted bytonton at 20:13 │Comments(0)中国

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