日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
◎受動喫煙で血圧上昇=住民調査で明らかに―東北大
受動喫煙、女性の血圧上昇 相関関係を初確認 東北大
【河北新報】
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100526t33013.htm
たばこの煙にさらされている受動喫煙の女性は、受けていない女性と比較して血圧が高いことが、東北大大学院薬学研究科の今井潤教授(臨床薬学)の研究グループの調査で分かった。受動喫煙と血圧との相関関係が明らかになったのは初めて。今井教授は「高血圧は脳卒中やがんになる大きな要因の一つ。受動喫煙対策の必要性が裏付けられた」としている。
グループが疫学研究を続けている花巻市大迫町の住民を対象に調査。1998年に実施した大規模調査のデータを基に、喫煙の習慣や降圧薬などの服用のない35歳以上の女性474人について、受動喫煙の度合いによる血圧の違いを解析した。男性は喫煙者が多く、女性のみを対象とした。
約20日間にわたり、各家庭で同じ時間帯に血圧を測定してもらい、結果を記録。平均を集計したところ、受動喫煙のまったくないグループの最高血圧は113.1だったのに対し、家庭と職場の双方で受動喫煙をしている場合は3.7上回る116.8だった。
今井教授は「4近い差があれば、受動喫煙が健康に与える影響は極めて大きいと言える」と指摘。これまでの公衆衛生学の研究で、国民全体の最高血圧が2低下すれば、脳卒中による死亡者が9000人減るデータが示されているという。
今井教授は今後さらに、「受動喫煙の度合いと、長期的な健康状態や寿命などとの相関を追跡調査したい」としている。
今井教授らのグループは1986年から、大迫町内の約3000世帯に家庭血圧計を配備し、町民の協力で、家庭血圧測定などの大規模な疫学研究を実施。データから導いた基準値は、世界保健機関(WHO)などにも採用されている。
研究成果は国際高血圧学会誌に掲載された。
受動喫煙で血圧上昇=住民調査で明らかに―東北大
【YAHOO!ニュース】5月24日5時21分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100524-00000005-jij-soci
受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高いことが分かったと、東北大学大学院薬学研究科の今井潤教授のグループが24日までに発表した。喫煙は血圧を上げるとされるが、今井教授によると、受動喫煙と血圧上昇の関係が明らかになったのは初めてという。研究結果は学会誌に掲載される。
今井教授らは1986年以降、岩手県花巻市大迫町地区の住民に血圧測定器を配布し、起床後と就寝前に測定するよう依頼している。今回の研究は、98年6月に、同町の喫煙していない35歳以上の女性579人を対象に、自宅と職場での受動喫煙の有無と家庭で測定した血圧の関係を分析した。
その結果、血圧を下げる薬を服用している人を除いた474人中、自宅と職場の両方で受動喫煙を受けている人の平均最高血圧は116.8mmHgだったが、どちらでも受けていない人は113.1mmHgだった。
また、毎日受動喫煙を受けている人は116.7mmHgで、全く受けていない人よりも約4mmHg高かった。
今井教授は、国民全体の平均最高血圧を2mmHg低下させられれば、脳卒中による死亡者を年間9000人減らすことができるとし、「受動喫煙対策を行い、国民の血圧水準を下げることが重要」と話している。
【河北新報】
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100526t33013.htm
たばこの煙にさらされている受動喫煙の女性は、受けていない女性と比較して血圧が高いことが、東北大大学院薬学研究科の今井潤教授(臨床薬学)の研究グループの調査で分かった。受動喫煙と血圧との相関関係が明らかになったのは初めて。今井教授は「高血圧は脳卒中やがんになる大きな要因の一つ。受動喫煙対策の必要性が裏付けられた」としている。
グループが疫学研究を続けている花巻市大迫町の住民を対象に調査。1998年に実施した大規模調査のデータを基に、喫煙の習慣や降圧薬などの服用のない35歳以上の女性474人について、受動喫煙の度合いによる血圧の違いを解析した。男性は喫煙者が多く、女性のみを対象とした。
約20日間にわたり、各家庭で同じ時間帯に血圧を測定してもらい、結果を記録。平均を集計したところ、受動喫煙のまったくないグループの最高血圧は113.1だったのに対し、家庭と職場の双方で受動喫煙をしている場合は3.7上回る116.8だった。
今井教授は「4近い差があれば、受動喫煙が健康に与える影響は極めて大きいと言える」と指摘。これまでの公衆衛生学の研究で、国民全体の最高血圧が2低下すれば、脳卒中による死亡者が9000人減るデータが示されているという。
今井教授は今後さらに、「受動喫煙の度合いと、長期的な健康状態や寿命などとの相関を追跡調査したい」としている。
今井教授らのグループは1986年から、大迫町内の約3000世帯に家庭血圧計を配備し、町民の協力で、家庭血圧測定などの大規模な疫学研究を実施。データから導いた基準値は、世界保健機関(WHO)などにも採用されている。
研究成果は国際高血圧学会誌に掲載された。
受動喫煙で血圧上昇=住民調査で明らかに―東北大
【YAHOO!ニュース】5月24日5時21分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100524-00000005-jij-soci
受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高いことが分かったと、東北大学大学院薬学研究科の今井潤教授のグループが24日までに発表した。喫煙は血圧を上げるとされるが、今井教授によると、受動喫煙と血圧上昇の関係が明らかになったのは初めてという。研究結果は学会誌に掲載される。
今井教授らは1986年以降、岩手県花巻市大迫町地区の住民に血圧測定器を配布し、起床後と就寝前に測定するよう依頼している。今回の研究は、98年6月に、同町の喫煙していない35歳以上の女性579人を対象に、自宅と職場での受動喫煙の有無と家庭で測定した血圧の関係を分析した。
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●タバコは男性の認知力低下と関連、英研究
●カラオケ屋にこびり付いている煙草の臭いは体に悪いですか?
●喫煙が原因の結核による死亡 4,000万人増加の可能性
●喫煙の心臓病リスク、男性より女性で25%高い―米研究
●意外なうつの原因-喫煙
●喫煙による心臓病リスクは男性より女性で高い―米研究
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2010年05月28日 Posted bytonton at 19:44 │Comments(0) │●データ・知識1
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