日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
◎受動喫煙で血圧が上昇 花巻・大迫で東北大実証
受動喫煙で血圧が上昇 花巻・大迫で東北大実証
【岩手日報】
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100522_1
東北大大学院の薬学研究科、医学系研究科などのグループは花巻市大迫町での長年の家庭血圧に関する研究に基づき、受動喫煙が血圧を上昇させることを明らかにした。今回の研究結果は、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)の危険性を高める高血圧の予防に向け、社会に一層の受動喫煙対策を促す裏付けとなりそうだ。
研究結果は国際高血圧学会誌「Journal of Hypertension」電子版5月号に掲載された。グループによると、受動喫煙と血圧の関連について実証したのは世界初という。
研究は、同大が1998年に同町の35歳以上の非喫煙女性474人を対象に行ったアンケートを使用。対象者を受動喫煙の有無と状態(場所、頻度)別に分類し、家庭血圧の平均値を比較した。
受動喫煙で血圧上昇 東北大世界初の調査結果
【読売新聞】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20100522-OYT8T00147.htm
「受動喫煙にさらされる女性は、そうでない女性より血圧が高くなる」という世界初の調査結果を、東北大大学院薬学研究科の今井潤教授らの研究グループが国際高血圧学会誌に発表した。
岩手県花巻市で1998年に調査した35歳以上の喫煙していない女性474人の血圧を解析した。男性は喫煙率が高いため除外した。
朝、家庭で測定した最大血圧を調べたところ、家庭や職場などで受動喫煙がある人のグループは平均116・2~116・8で、受動喫煙のないグループの113・1に対し、3以上高かった。夜に家庭で測定した血圧も、受動喫煙グループの方が2~3程度高かった。受動喫煙に毎日さらされるグループほど血圧が高かった。最小血圧に差はなかった。
今井教授は「家庭血圧は医療機関での測定より正確だ。国民全体の最大血圧が2下がれば、脳卒中による死亡が約9000人、心筋梗塞(こうそく)による死亡が約4000人減らせると言われる。早急に受動喫煙対策を講じる必要がある」と話している。
(2010年5月22日 読売新聞)
受動喫煙だけでも血圧高めに 東北大チームが女性で調査
【asahi.com】
http://www.asahi.com/national/update/0522/TKY201005220138.html
自分は吸わないのに、家や職場で他人のたばこの煙にさらされている女性の最高血圧は高め――。東北大薬学研究科の今井潤教授らが岩手県花巻市・大迫(おおはさま)地区の住民を対象に実施した大規模調査で、こんな「受動喫煙」の害がはっきりした。国際高血圧学会誌にこのほど発表した。
今井教授らは同地区の家庭に血圧計を配り、循環器の病気と生活との関係を解明する研究を20年以上続けている。このデータの中から、35歳以上で一度もたばこを吸ったことがなく、血圧の薬も飲んでいない計474人の女性を抜き出し、受動喫煙の有無と血圧の関係を分析した。
この結果、高い頻度で受動喫煙の状態にある女性の最高血圧は、受動喫煙がない女性に比べ「4」(単位はミリ水銀柱)ほど高かった。最低血圧や心拍数に差はなかった。
今井教授は「日本人全体の最高血圧が平均で『2』下がれば、脳卒中による死亡が9千人減るとされる。全面禁煙を急ぐべきだ」。(斎藤義浩)
【岩手日報】
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100522_1
東北大大学院の薬学研究科、医学系研究科などのグループは花巻市大迫町での長年の家庭血圧に関する研究に基づき、受動喫煙が血圧を上昇させることを明らかにした。今回の研究結果は、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)の危険性を高める高血圧の予防に向け、社会に一層の受動喫煙対策を促す裏付けとなりそうだ。
研究結果は国際高血圧学会誌「Journal of Hypertension」電子版5月号に掲載された。グループによると、受動喫煙と血圧の関連について実証したのは世界初という。
研究は、同大が1998年に同町の35歳以上の非喫煙女性474人を対象に行ったアンケートを使用。対象者を受動喫煙の有無と状態(場所、頻度)別に分類し、家庭血圧の平均値を比較した。
受動喫煙で血圧上昇 東北大世界初の調査結果
【読売新聞】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20100522-OYT8T00147.htm
「受動喫煙にさらされる女性は、そうでない女性より血圧が高くなる」という世界初の調査結果を、東北大大学院薬学研究科の今井潤教授らの研究グループが国際高血圧学会誌に発表した。
岩手県花巻市で1998年に調査した35歳以上の喫煙していない女性474人の血圧を解析した。男性は喫煙率が高いため除外した。
朝、家庭で測定した最大血圧を調べたところ、家庭や職場などで受動喫煙がある人のグループは平均116・2~116・8で、受動喫煙のないグループの113・1に対し、3以上高かった。夜に家庭で測定した血圧も、受動喫煙グループの方が2~3程度高かった。受動喫煙に毎日さらされるグループほど血圧が高かった。最小血圧に差はなかった。
今井教授は「家庭血圧は医療機関での測定より正確だ。国民全体の最大血圧が2下がれば、脳卒中による死亡が約9000人、心筋梗塞(こうそく)による死亡が約4000人減らせると言われる。早急に受動喫煙対策を講じる必要がある」と話している。
(2010年5月22日 読売新聞)
受動喫煙だけでも血圧高めに 東北大チームが女性で調査
【asahi.com】
http://www.asahi.com/national/update/0522/TKY201005220138.html
自分は吸わないのに、家や職場で他人のたばこの煙にさらされている女性の最高血圧は高め――。東北大薬学研究科の今井潤教授らが岩手県花巻市・大迫(おおはさま)地区の住民を対象に実施した大規模調査で、こんな「受動喫煙」の害がはっきりした。国際高血圧学会誌にこのほど発表した。
今井教授らは同地区の家庭に血圧計を配り、循環器の病気と生活との関係を解明する研究を20年以上続けている。このデータの中から、35歳以上で一度もたばこを吸ったことがなく、血圧の薬も飲んでいない計474人の女性を抜き出し、受動喫煙の有無と血圧の関係を分析した。
この結果、高い頻度で受動喫煙の状態にある女性の最高血圧は、受動喫煙がない女性に比べ「4」(単位はミリ水銀柱)ほど高かった。最低血圧や心拍数に差はなかった。
今井教授は「日本人全体の最高血圧が平均で『2』下がれば、脳卒中による死亡が9千人減るとされる。全面禁煙を急ぐべきだ」。(斎藤義浩)
●タバコは男性の認知力低下と関連、英研究
●カラオケ屋にこびり付いている煙草の臭いは体に悪いですか?
●喫煙が原因の結核による死亡 4,000万人増加の可能性
●喫煙の心臓病リスク、男性より女性で25%高い―米研究
●意外なうつの原因-喫煙
●喫煙による心臓病リスクは男性より女性で高い―米研究
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2010年05月26日 Posted bytonton at 20:17 │Comments(0) │●データ・知識1
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