世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

◎うつ病と喫煙が密接に関連

うつ病と喫煙が密接に関連
【健康美容EXPOニュース】
http://news.e-expo.net/world/2010/04/post-121.html
うつ病と喫煙の関連は、医療専門家によって長年観察されてきたが、それが事実であり、かつ強力であるとの研究結果が、米国疾病管理予防センター(CDC)の研究者らによって「National Center for Health Statistics(NCHS)Data Brief 」(No. 34、April 2010)に掲載された。20歳以上のうつ病患者が喫煙者である可能性はうつ病でない人の2倍であり、うつ病の重症度が増すにつれて、喫煙者の数も増加していたという。
CDC国立衛生統計センター(NCHS)のLaura Pratt氏は「関連の強さは驚くものであった。うつ病と喫煙の関連は徐々に強くなってきた」という。
1952年、1970年の研究では、米国人において有意差のないわずかな関連性が認められたに過ぎなかったが、同氏らが今回、2005~2008年の全米健康栄養調査(NHANES)の情報を分析した結果、以下のことが判明した:

20歳以上のうつ病成人患者では約43%が喫煙しており、うつ病でない同年齢の成人では22%であった。
・うつ病でない女性の喫煙率は男性よりも低かったが、うつ病を有する女性の喫煙率は男性と同様であった。
・うつ病が悪化するにつれて、成人喫煙者の割合は増大した。
・うつ病の喫煙者の喫煙量は、うつ病でない喫煙者よりも多い。
・うつ病で喫煙する成人はうつ病でない喫煙者に比べて禁煙する可能性が低い。

2005~2008年では20歳以上の米国成人の約7%にうつ病が認められ、調査時にうつ病を認めた55歳未満の成人の約半数が喫煙者であったが、同年齢のうつ病のない群では喫煙者が4分の1未満であった。また、20~39歳のうつ病の女性の50%が喫煙するが、うつ病でない女性は21%のみであり、臨床的にうつ病と診断されない軽度の抑うつ症状が認められる成人であっても、症状のない人に比べて喫煙する可能性が高いことも判明した。(HealthDay News 4月14日)



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2010年05月02日 Posted bytonton at 13:17 │Comments(0)●データ・知識1

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