スモーク・フリーな社会へ向けて　

庁舎内を全面禁煙に　丹波市が４月から/兵庫
【神戸新聞】
http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/0002754102.shtml
　受動喫煙防止を徹底させるため、丹波市は４月から、支所を含め、すべての庁舎内を全面禁煙にする。４カ所残っていた職員用などの喫煙室をなくし、喫煙場所は屋外スペースに限定。篠山市では２００４年以降、庁舎内を禁煙化しており、丹波地域でも市役所の全面喫煙が実現する。
　県によると、０９年６月時点で、庁舎内で喫煙が可能な県内自治体は、４１市町のうち丹波市を含む１５市町のみ。丹波市は２００４年の市制発足時から、庁舎内に喫煙室を設け、分煙を図ってきた。しかし、喫煙室のドアを開け閉めする際に「においが気になる」との指摘が以前からあった上、厚労省が公共の場の全面禁煙化を求める通知を出したことを受け、喫煙室も廃止することにした。
　現在、喫煙室は丹波市氷上町成松の市役所２階と市会が入る３階に各１部屋、春日庁舎、市島支所に１部屋ずつある。市会議員や傍聴者らが使用する市役所３階の喫煙室については、市会が３月中にも廃止する方向。
　一方、篠山市は、０４年以降、同市北新町の庁舎と５支所で、建物内は全面禁煙とし、公用車内も禁煙にしている。ただし、敷地内には、職員用と来客用それぞれの喫煙場所を設けている。（桑野博彰）
【写真】庁舎内禁煙に伴い廃止になった分煙室＝丹波市氷上町成松、市役所２階