世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

☆壁のタバコ残留物など「3次的喫煙」も健康に悪影響、米研究

壁のタバコ残留物など「3次的喫煙」も健康に悪影響、米研究
2010年02月10日 13:28 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2692796/5298167
 喫煙も、受動喫煙も、健康に良くないことは知られている。3次的喫煙、つまり壁などに付着したタバコの残留物も健康に良くないとする研究結果が、9日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。
 米ローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory)の研究チームによると、タバコが燃える時に放出されるニコチンは、屋内の壁、じゅうたん、カーテン、家具などの表面に付着して凝結し、何か月も残存することが可能だ。
 そして、こうしたニコチンが周囲の亜硝酸と反応すると、発がん性物質のタバコ特異的ニトロソアミン(TSNA)が生成されることが、実験で確認されたという。
 人間は、ちりを吸い込んだり、カーペットや衣服に触れることで、TSNAを摂取してしまう可能性が高い。こうした3次的な喫煙は、特に乳幼児にとって危険だという。 
■外で吸っても効果なし
 研究チームによると、タバコが燃えているときに窓を開けたり、扇風機を回して換気しても、3次的な喫煙の危険性がなくなるわけではない。
 また、屋外で吸うことは屋内での喫煙よりはましだが、ニコチン残留物は喫煙者の肌や衣服に付着して屋内に持ち込まれ、広く拡散されてしまうという。 
 ヘビースモーカーが乗ったトラックの車内には、TSNAがかなりの量含まれているとの報告もある。研究チームは、車の大半でエンジンが亜硝酸を排出し、これらが車内に侵入している可能性を指摘している。



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2010年02月11日 Posted bytonton at 16:15 │Comments(0)●データ・知識1

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