日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
中国/タバコ会社が小学校のスポンサー!?
「タバコ小学校」乱立、協賛企業名“冠”で批判に火の手―中国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0122&f=national_0122_014.shtml
中国で、「タバコ学校」をめぐり、批判の声に火がついた。貧困地域の小中学校などの設立・維持を支援したたばこ会社の意向で、学校名に「煙草(中国語でタバコの意)」の2文字を入れられるケースが増えたため。法制日報によると、中国禁煙協会は「法律で禁止すべきだ」など、強く反発している。
同協会によると、2009年9-12月には、タバコ会社52社が、計79件の“公益活動”を行った。うち35件は教育関係で、主に小中学校に対する資金支援という。
これまでに学校名に「タバコ」の名がついたケースとして「四川煙草小学校」、「四川煙草希望小学校」、「青海煙草希望小学校」、「遵義煙草希望小学校」(貴州省)、「遼寧煙草外貿希望主学校」、「雲南永平県水泄郷煙草小学校」などがある。その他、大手たばこ会社の紅塔集団の名をつけた「紅塔希望小学校」なども登場した。
中国では、たばこの広告が厳しく制限されている。そのため、たばこ会社は公益活動を行うことで、メディアへの露出を図っているとされる。禁煙協会の調査によると、回答者の80%が「たばこ会社の公益活動は、宣伝のため」とみている。
禁煙協会によると、たばこ会社の資金援助にともない、学校名に「タバコ」の文字が加えられるだけでなく、校舎を広告のために利用している例がある。四川煙草希望小学校では校門の前に「社会に貢献する志、タバコは君が才能を伸ばす手伝いをする」などと書かれたプレートが備えられた。禁煙協会は「判断能力がまだ乏しい小学生にこのような環境を与えることは、次の世代の喫煙者を増やそうとする露骨な行為だ」と反発した。
これまで中国の地方政府は、たばこ会社の教育分野への寄付を、それほど問題視していなかったとみられる。四川省政府は09年10月、公式サイトで「楽山タバコ会社が小学校建設で100万元を寄付」と題する文章を掲載。地域教育への貢献として、たばこ会社を賞賛した。
一方、最近では一般ユーザーが、たばこ会社の行為を批判する文章を掲載する例が増えだした。中国禁煙協会は、公益との名目がある場合でも、「たばこ会社の寄付行為は一律に禁止すべき」と主張。「たばこ会社に社会への責任を持たせることを否定するのではなく、外国のように高額のたばこ税を徴収することで、政府の手で資金を社会に再分配すべきだ」との考えを示した。(編集担当:如月隼人)
タバコ会社が小学校のスポンサー!? タバコの名前の小学校がいっぱい
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0122&f=national_0122_002.shtml
08年の四川大地震の後に、四川の被災地域に新しい小学校が設立された。小学校の名前は『四川煙草希望小学校』。中国のタバコ会社が設立を支援し、校章にも校舎にもタバコの名が掲げられている。中国にはこの他にもタバコ会社が支援する小学校が多く、『煙草希望』と名付けられた小学校は少なくとも17校もあるという。
中国の古いことわざに『煙は文章を書き、ワインは詩をつくる』というのがある。酒とタバコは物書きの友で、人々を詩的に酔わせると言いたいのだろう。しかし、中国のタバコ会社の小学校支援は、それを地で行ってしまっている。小学校の石碑には『社会の役に立つように心がけよう。タバコは君の成長を応援している』と書かれているのだ。これではタバコに対して、美化されたイメージが刷り込まれると、禁煙を推進する専門家はタバコ会社の小学校支援に反対している。
しかし、貧困にあえぐ地方都市では、タバコ会社の支援を拒むことが出来ない。広告や宣伝は世界的な禁煙志向の潮流を受けて、法的な制限が掛けられているが、タバコ会社の支援事業に関しては制限がない。教育専門家も、タバコ会社の支援事業に反対の意思を示している。しかし貧しい地方の実情からすると、得られる支援は何でも受けたいのが本音。良し悪しでは割り切れない判断の求められるところだ。
タバコの名のついた小学校は以下の通り。
・四川烟草希望小学
・四川烟草小学
・中南海心小学
・迎客松希望小学
・紅集菜希望小学
・遼寧烟草外希望小学
・青海烟草希望小学
・思南金叶希望小学
・遵烟草希望小学
・双柏少烟草希望小学
・安徽中烟希望小学
・広西真希望小学など。
例えば自分が『タバコ小学校』の出身であったらどうだろうか。タバコの実害を知っていても、『タバコ』という言葉に対するイメージは悪いものではないはずだ。これもまた、格差社会が生む弊害か。
(情報提供:ロケットニュース24)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0122&f=national_0122_014.shtml
中国で、「タバコ学校」をめぐり、批判の声に火がついた。貧困地域の小中学校などの設立・維持を支援したたばこ会社の意向で、学校名に「煙草(中国語でタバコの意)」の2文字を入れられるケースが増えたため。法制日報によると、中国禁煙協会は「法律で禁止すべきだ」など、強く反発している。
同協会によると、2009年9-12月には、タバコ会社52社が、計79件の“公益活動”を行った。うち35件は教育関係で、主に小中学校に対する資金支援という。
これまでに学校名に「タバコ」の名がついたケースとして「四川煙草小学校」、「四川煙草希望小学校」、「青海煙草希望小学校」、「遵義煙草希望小学校」(貴州省)、「遼寧煙草外貿希望主学校」、「雲南永平県水泄郷煙草小学校」などがある。その他、大手たばこ会社の紅塔集団の名をつけた「紅塔希望小学校」なども登場した。
中国では、たばこの広告が厳しく制限されている。そのため、たばこ会社は公益活動を行うことで、メディアへの露出を図っているとされる。禁煙協会の調査によると、回答者の80%が「たばこ会社の公益活動は、宣伝のため」とみている。
禁煙協会によると、たばこ会社の資金援助にともない、学校名に「タバコ」の文字が加えられるだけでなく、校舎を広告のために利用している例がある。四川煙草希望小学校では校門の前に「社会に貢献する志、タバコは君が才能を伸ばす手伝いをする」などと書かれたプレートが備えられた。禁煙協会は「判断能力がまだ乏しい小学生にこのような環境を与えることは、次の世代の喫煙者を増やそうとする露骨な行為だ」と反発した。
これまで中国の地方政府は、たばこ会社の教育分野への寄付を、それほど問題視していなかったとみられる。四川省政府は09年10月、公式サイトで「楽山タバコ会社が小学校建設で100万元を寄付」と題する文章を掲載。地域教育への貢献として、たばこ会社を賞賛した。
一方、最近では一般ユーザーが、たばこ会社の行為を批判する文章を掲載する例が増えだした。中国禁煙協会は、公益との名目がある場合でも、「たばこ会社の寄付行為は一律に禁止すべき」と主張。「たばこ会社に社会への責任を持たせることを否定するのではなく、外国のように高額のたばこ税を徴収することで、政府の手で資金を社会に再分配すべきだ」との考えを示した。(編集担当:如月隼人)
タバコ会社が小学校のスポンサー!? タバコの名前の小学校がいっぱい
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0122&f=national_0122_002.shtml
08年の四川大地震の後に、四川の被災地域に新しい小学校が設立された。小学校の名前は『四川煙草希望小学校』。中国のタバコ会社が設立を支援し、校章にも校舎にもタバコの名が掲げられている。中国にはこの他にもタバコ会社が支援する小学校が多く、『煙草希望』と名付けられた小学校は少なくとも17校もあるという。
中国の古いことわざに『煙は文章を書き、ワインは詩をつくる』というのがある。酒とタバコは物書きの友で、人々を詩的に酔わせると言いたいのだろう。しかし、中国のタバコ会社の小学校支援は、それを地で行ってしまっている。小学校の石碑には『社会の役に立つように心がけよう。タバコは君の成長を応援している』と書かれているのだ。これではタバコに対して、美化されたイメージが刷り込まれると、禁煙を推進する専門家はタバコ会社の小学校支援に反対している。
しかし、貧困にあえぐ地方都市では、タバコ会社の支援を拒むことが出来ない。広告や宣伝は世界的な禁煙志向の潮流を受けて、法的な制限が掛けられているが、タバコ会社の支援事業に関しては制限がない。教育専門家も、タバコ会社の支援事業に反対の意思を示している。しかし貧しい地方の実情からすると、得られる支援は何でも受けたいのが本音。良し悪しでは割り切れない判断の求められるところだ。
タバコの名のついた小学校は以下の通り。
・四川烟草希望小学
・四川烟草小学
・中南海心小学
・迎客松希望小学
・紅集菜希望小学
・遼寧烟草外希望小学
・青海烟草希望小学
・思南金叶希望小学
・遵烟草希望小学
・双柏少烟草希望小学
・安徽中烟希望小学
・広西真希望小学など。
例えば自分が『タバコ小学校』の出身であったらどうだろうか。タバコの実害を知っていても、『タバコ』という言葉に対するイメージは悪いものではないはずだ。これもまた、格差社会が生む弊害か。
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タグ :中国
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2010年01月24日 Posted bytonton at 19:43 │Comments(0) │中国
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