世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

欧米並みの在院日数、「健康長寿そこなう」

欧米並みの在院日数、「健康長寿そこなう」―日医総研
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091222-00000011-cbn-soci
 日本医師会総合政策研究機構(日医総研)はこのほど、先進7か国(G7)各国の「OECDヘルスデータ」を比較したリサーチ・エッセイを発表した。日本の平均在院日数が、他のG7各国よりも長い理由として、欧米との疾病構造の違いを挙げ、「欧米を目指して平均在院日数の短縮化を目指すと、日本人の健康長寿をそこなうことになりかねない」と指摘している。
 リサーチ・エッセイは「OECDヘルスデータ」(2009年版)のデータを基に、経済協力開発機構(OECD)加盟30か国のうち、G7の1960-2008年の医療に関するデータをグラフで示し、分析している。
 日本人の平均寿命に関しては、G7のうち喫煙率が25.7%(08年)で最も高いことや、高齢者のインフルエンザ予防接種率が最も低い48.0%(06年)であることから、「健康意識は決して高くない」と指摘。それにもかかわらず、OECD加盟国の中で日本の平均寿命が最も長い理由として、▽いつでも、どこでも受診できる▽医療機器の台数が多く、特に身近な診療所での保有数が多い▽病床数が多く、このため退院時の治癒率が高くなっている可能性がある―の3点を挙げている。
 一方で、急性期医療の平均在院日数について、日本は1994年の34.4日から2007年には19日にまで短縮したものの、OECD加盟国中、最も長いことを指摘。07年の19日は、日本の次に長い韓国の10.6日(03年)と比べても1週間以上の差があるが、諸外国と比較することに関しては、「そもそも『入院』の成り立ち、役割が異なっていたのではないのかと考えられる」としている。
 また、一時期の日本の脳血管疾患の死亡率が他のG7各国よりも大幅に高かったことから、欧米と疾病構造が異なるため、必然的に在院日数が長くなっている可能性を指摘。「欧米を目指して平均在院日数の短縮化を目指すと、日本人の健康長寿をそこなうことになりかねない」としている。


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2009年12月25日 Posted bytonton at 18:24 │Comments(0)●データ・知識1

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