日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
田辺市議会の一部会派室 喫煙続く「喫煙室狭い」/和歌山
紀州ジグザグ:喫煙続く田辺市議会の一部会派室 「喫煙室狭い」など理由に /和歌山
◇議員も市も踏み込まず「禁煙申し合わせあれば」
7年前に分煙が導入され、3年前には喫煙室を設けた完全分煙が新たなルールとなった田辺市役所で、本庁舎4階の市議会(26人)の一部の会派室ではいまも喫煙が続いている。「たばこは喫煙室で」は市役所を利用する市民の間にも定着しており、同じ建物にありながらルールの及ばない会派室のあり方が問われている。【吉野茂毅】
同市は02年6月、本庁と市民総合センターや職業訓練センターなどすべての出先で、一斉に分煙に踏み切った。管理職、組合幹部ら10人で構成する「安全衛生委員会」が打ち出した健康障害の排除、健康増進などの方針を踏まえた決断だった。
室内での喫煙は禁止され、分煙対策として喫煙者用の1台約30万円の集煙機計20台が廊下の奥などに設置された。当時は机を離れた職員らが遠慮がちに手早くタバコを吸う光景が見られた。
03年5月の健康増進法の改正に伴い、個室ではない廊下では奥まった場所でも不完全分煙とされ、徹底化が求められた。その結果、集煙機の使用をやめ、本庁では06年1月から2階と4階にひと部屋ずつ「喫煙室」が設置された。
4階の喫煙室は議場に近い廊下の角にある。6畳大の広さで集煙機3台と折りたたみ椅子が10脚ほど置かれている。議員の定数は26人。2~5人で構成する7会派のうち、喫煙する議員は5会派の8人。会派室は喫煙室の左右に並び、一番近い会派室のドアから喫煙室のドアまでは5メートルほど。完全分煙のルールはどの議員も熟知している。
06年の完全分煙移行時に、「分煙の方向で理解していただいている」と暗に会派室での禁煙を促した市側に対し、議員側からは明快な姿勢は示されず、それ以上双方が踏み込まないまま「それぞれの判断に委ねる」とあいまいな状態が続く。
会派室で喫煙するある議員は「会派室は個室。分煙ができている」としたうえで「喫煙室は狭く、職員も利用するので混雑する。会派室
は議員活動の場。来客とたばこを吸いながら話すこともある」と言う。しかし、「(禁煙の)申し合わせがあれば抵抗する気持ちはない」と
も。また、自会派室では吸わず、他会派室でその部屋の議員と一緒に吸う議員、喫煙室を利用する1期目の議員もいる。
吸わない議員は「分煙を守らない理由は、言い訳やこじつけに過ぎない。忸怩(じくじ)たる思いがする」と話している。
呆れた現状ですね。FCTC(条約)の内容を何も知らないのだと思います。市の行政を担っているのでしたら、世界の声にも耳を傾け、市民の安全・健康を守ることを考え、そして自らの取る行動についてよく考えて欲しいものです。権力で喫煙を押し通すというのは、絶対にあってはならないことだと思います。そのためにも、日本政府には早急にFCTC(条約)に沿った法整備を整えていきうべきだと思います。
◇議員も市も踏み込まず「禁煙申し合わせあれば」
7年前に分煙が導入され、3年前には喫煙室を設けた完全分煙が新たなルールとなった田辺市役所で、本庁舎4階の市議会(26人)の一部の会派室ではいまも喫煙が続いている。「たばこは喫煙室で」は市役所を利用する市民の間にも定着しており、同じ建物にありながらルールの及ばない会派室のあり方が問われている。【吉野茂毅】
同市は02年6月、本庁と市民総合センターや職業訓練センターなどすべての出先で、一斉に分煙に踏み切った。管理職、組合幹部ら10人で構成する「安全衛生委員会」が打ち出した健康障害の排除、健康増進などの方針を踏まえた決断だった。
室内での喫煙は禁止され、分煙対策として喫煙者用の1台約30万円の集煙機計20台が廊下の奥などに設置された。当時は机を離れた職員らが遠慮がちに手早くタバコを吸う光景が見られた。
03年5月の健康増進法の改正に伴い、個室ではない廊下では奥まった場所でも不完全分煙とされ、徹底化が求められた。その結果、集煙機の使用をやめ、本庁では06年1月から2階と4階にひと部屋ずつ「喫煙室」が設置された。
4階の喫煙室は議場に近い廊下の角にある。6畳大の広さで集煙機3台と折りたたみ椅子が10脚ほど置かれている。議員の定数は26人。2~5人で構成する7会派のうち、喫煙する議員は5会派の8人。会派室は喫煙室の左右に並び、一番近い会派室のドアから喫煙室のドアまでは5メートルほど。完全分煙のルールはどの議員も熟知している。
06年の完全分煙移行時に、「分煙の方向で理解していただいている」と暗に会派室での禁煙を促した市側に対し、議員側からは明快な姿勢は示されず、それ以上双方が踏み込まないまま「それぞれの判断に委ねる」とあいまいな状態が続く。
会派室で喫煙するある議員は「会派室は個室。分煙ができている」としたうえで「喫煙室は狭く、職員も利用するので混雑する。会派室
は議員活動の場。来客とたばこを吸いながら話すこともある」と言う。しかし、「(禁煙の)申し合わせがあれば抵抗する気持ちはない」と
も。また、自会派室では吸わず、他会派室でその部屋の議員と一緒に吸う議員、喫煙室を利用する1期目の議員もいる。
吸わない議員は「分煙を守らない理由は、言い訳やこじつけに過ぎない。忸怩(じくじ)たる思いがする」と話している。
呆れた現状ですね。FCTC(条約)の内容を何も知らないのだと思います。市の行政を担っているのでしたら、世界の声にも耳を傾け、市民の安全・健康を守ることを考え、そして自らの取る行動についてよく考えて欲しいものです。権力で喫煙を押し通すというのは、絶対にあってはならないことだと思います。そのためにも、日本政府には早急にFCTC(条約)に沿った法整備を整えていきうべきだと思います。
●広島市議の喫煙「聖域」堅持
●岡山/ 禁煙週間スタート 県認定実施施設2000ヵ所
◎京都府亀岡市/ 禁煙施設、市が認証 金賞・銀賞ステッカー
◎静岡/ 県民運動”へ 県の受動喫煙対策
●岡山県議会棟内を全面禁煙へ
●大阪府挟山市/ 気配り喫煙 啓発ステッカー
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2009年10月27日 Posted bytonton at 10:10 │Comments(0) │●都道府県・市町村
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