世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

◎肺線がんの4割は 受動喫煙が原因

夫が喫煙の妻、肺腺がんリスク2倍に 厚労省研究班調べ
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200906050049.html
 夫に喫煙習慣がある妻は夫が吸わない妻より、2倍も肺腺がんになりやすいことが、厚生労働省研究班(班長、津金昌一郎・国立がんセンター部長)の調査で分かった。約3万人を10年以上、追跡調査した。受動喫煙による健康被害を示すもので、研究班は「予防には、他人の煙を避けることも重要」としている。  研究班は、本人はたばこを吸わない、40~69歳の既婚女性約2万8千人を対象に平均13年間、健康状態を追跡調査した。調査期間中に、109人が肺がんと診断された。このうち、夫に喫煙習慣がある56人と習慣がない25人を対象に、本人の年齢や飲酒量などを考慮して、夫のたばこの影響について比較検討した。
 この結果、夫がたばこを吸っていた女性は吸わない女性より、約2倍、肺がんの一種である肺腺がんになりやすいことが分かった。
肺がん全体では1.3倍のリスクがあった。肺腺がんは肺の奥にできるがんで、女性に多い。空気中に広がる副流煙に多く含まれ、肺の奥まで届く、微小な粒子状物質の影響を受けやすいと考えられている。
 また、肺腺がんの4割は、受動喫煙が原因だと考えられた。家庭で受動喫煙がなくても、職場であれば、1.2倍肺腺がんになりやすくなることも分かった。  研究班は「日本は家の部屋が狭く、本人がたばこを吸わなくても、家族のたばこの影響を受けやすい。家庭内の禁煙対策が必要」と分析している。(長崎緑子)



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2009年06月07日 Posted bytonton at 10:20 │Comments(0)厚生労働省

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