世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

日常的に受動喫煙を受ける妊婦56% /広島

「周囲に喫煙者」妊婦56% 三次・庄原で調査/広島
http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An200905220289.html
 夫や職場の同僚など身近に喫煙者のいる妊婦が、三次、庄原両市で56%に上ることが、備北地域保健対策協議会の初の調査で分かった。協議会は日常的な受動喫煙を強いられている可能性があるとして、職場などでの対策を求めていく考えだ。
 調査は昨年七月から十二月末までに、両市で母子健康手帳の交付を受けた妊婦約四百人を対象に実施。三百二十三人から回答を得た。
 「周囲に喫煙者がいる」と答えたのは、回答した三百十六人中百七十八人で56・3%。そのうち喫煙者(複数回答)は「夫・パートナー」が百三十九人で、そのほかの家族が三十二人、「職場の上司、同僚」が三十一人と続いた。
 早産や低体重など、喫煙が胎児や出産に与える影響についての認識は70~80%と高かった。一方、就労している妊婦は常勤・非常勤合わせて59・4%だった。協議会は職場での対策が進んでいなければ、副流煙などを吸いやすい環境にあるとみている。
 協議会は、医師や行政関係者で昨年発足させた対策検討部会に、事業所関係者らを加える予定。三十一日~六月六日の禁煙週間にあわせて、職場での対策を呼び掛ける方針だ。(見田崇志)

 この三次・庄原市(広島県)での調査は、とても重要なことだと思います。現在、見逃されがちですが、とても大切なことだと思います。女性は、妊娠、出産しても、職場に在籍させてもらえるだけで、ありがたく、遠慮もあり、胎児への影響に目をつぶってしまいがちですが、それは絶対に間違っています。胎児への影響は、想像するよりも大きいと考えて欲しいです。ぜひ、他の自治体でも、未来のある子どもへの影響に目を向けてほしいです。



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2009年05月23日 Posted bytonton at 22:10 │Comments(0)●都道府県・市町村

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