世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

県受動喫煙防止条例案への意見書可決/湯河原町

受動喫煙防止条例:宿泊施設の裁量認めて 湯河原町議会、意見書可決 /神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090227-00000126-mailo-l14
 ◇県境の温泉地、利用者流出を懸念
 県議会で審議中の受動喫煙防止条例案を巡り、温泉地として知られる湯河原町議会は26日、旅館・ホテルなどの「施設管理者の裁量に委ねることが出来る制度に」とした意見書を賛成多数で可決した。事実上さらなる規制緩和を求めており「全面禁煙と誤解されると利用者が静岡県へ流出する」とも指摘、県境の町に広がる集客への影響の懸念が背景にある。【澤晴夫】
 ◇宴会にたばこ付き物/分煙スペース難しい
 意見書は、受動喫煙防止のための改修費に対する財政支援なども要望。松沢成文知事あてに同日郵送された。
 県境にある同町は78年のピーク時に宿泊・日帰り客合わせて約792万人が訪れたが、今は500万人台にまで落ち込んでいる。宿泊施設がピーク時の83年の384軒から171軒へ半減したことに加え「社員旅行など団体客が減ったことも落ち込みの大きな要因」と町観光課は話す。
 条例が制定されれば、こうした右肩下がりの傾向に拍車をかけかねない、という声が町内にはある。
 旅館関係者は「団体旅行の宴会はお酒にたばこ、コンパニオンが付き物。禁煙というふうに思われると、旅館を選ぶ段階で敬遠されてしまう」と懸念を漏らす。
 湯河原温泉観光協会と旅館協同組合を兼務する渡辺誠司事務局長は「禁煙は時代の流れ」としながらも、「湯河原は小規模な旅館ホテルが多い。分煙スペースを作れるところも少なく、おのずと禁煙にせざるを得なくなり、客足が遠のく心配がある」と言う。
 ◇松沢知事、修正は考えず--観光立県から理解を求める 町議会の意見書に対し、松沢成文知事は26日の定例会見で「最低限、受動喫煙防止が進む体制は作らなきゃいけない」と条例案は修正しない考えを示した。一方で「(同じく温泉観光地の静岡県)熱海と接している難しさはあるが『神奈川はたばこの煙がなく空気がきれいだ』という良い風評につながるのではないか。観光立県を目指す意味でも、前向きに考えていただきたい」と理解を求めた。
 県が昨年11月にまとめた同町の宿泊施設26カ所の聞き取り調査では、宴会場を禁煙や分煙にした場合の影響について「利用客が減少する」15カ所、「影響はない」5カ所。利用客の割合は12カ所が「県外からが多い」と回答し、「町を静岡県だと思っている人もおり、(条例の)客への周知徹底は困難」と困惑する意見もあった。
 また同時に行った飲食店の調査では、禁煙や分煙で「売り上げが減少する」という回答が、県内全域39・0%に対し、県境の店は56・1%に上り、県境の特殊事情をうかがわせた。【五味香織】


私は、松沢県知事のいうように、湯河原のイメージアップにつながると思うんですけど・・。今の湯河原町の感覚では、私の場合、確実に足が遠のきますが・・。
 



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2009年03月01日 Posted bytonton at 19:25 │Comments(0)●都道府県・市町村

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