世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

肺がんによる死亡、30年間で1800万人に /中国

肺がんによる死亡、30年間で1800万人に達する見通し―中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090222-00000011-rcdc-cn
2009年2月20日、生命時報によると、米ハーバード大学公衆衛生大学院は中国のデータなどを基に、2003年から2033年までの30年間で、中国では8300万人が慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺がんで死亡する恐れがあるとする報告書をまとめた。肺がんは、すでに中国で死因の上位に数えられている。同報告書は、「肺がんによる死亡者数は30年間で1800万人に達する」と警告。中国抗癌協会肺癌専業委員会主任委員、広東省肺癌研究所所長の呉一龍(ウー・イーロン)教授は、「30年間に1800万人ということは、年間にして60万人、毎日1644人、毎分1人が命を落とす計算になる。つまり、肺がんの致死力は震度8クラスの大地震よりもはるかに大きいと言える」と指摘している。
呉教授によると、中国では男性の2人に1人が喫煙者。また、一般家庭の7割が木材や石炭、農作物の不要な部分を燃料として利用しており、肺がん発症の75%はこうした喫煙と室内汚染の相乗作用によるものとみられている。さらに、深刻な大気汚染も大きなリスクである。呉教授は、1日も早い禁煙と定期的な肺がん検診の必要性を呼びかけている。
近年における肺がん治療の進歩は目覚ましく、抗がん剤の副作用が軽減されたことで、患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)は向上している。このほか、上海羅氏製薬有限公司が中国国内の患者のために1600万元(約2億1600万円)相当の肺がん治療薬・タルセバを追加で寄付する意向であることが、記事により明らかにされている。(翻訳・編集/SN)


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2009年02月27日 Posted bytonton at 12:54 │Comments(0)中国

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