世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

受動喫煙は認知力のリスクも高める

受動喫煙は認知力のリスクも高める、ケンブリッジ大
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2574622/3845959
  受動喫煙は非喫煙者の認知症リスクも高めるとする研究が、13日の英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)」に発表された。
 非喫煙者が受動喫煙に継続的にさらされると、肺がん、糖尿病、心疾患、脳卒中などのリスクが高まることは、これまでの研究で明らかになっている。
 脳については、喫煙者の方に悪影響を及ぼすことは明らかになっているが、受動喫煙が非喫煙者の脳機能に与える影響についてはあまり知られていなかった。
 英ケンブリッジ大学(Cambridge University)のデビッド・ルウェリン(David Llewellyn)教授率いるチームは、かつて喫煙していた、または一度も喫煙したことのない50歳以上の約5000人を対象に、この種の実験の被験者数では過去最大の実験を行った。
 被験者は、だ液に含まれるニコチンの副産物「コチニン」の量をもとに、受動喫煙が多いグループから少ないグループまで、4つのグループに分けられた。
 次に、被験者に記憶力や数字・言語を扱う能力など、脳機能と認知能力に関するテストを受けてもらったところ、年齢や既往症などの諸要素を考慮した場合でも、脳機能の低下と受動喫煙の量に明確な因果関係があることがわかった。
 たとえば、受動喫煙が最も多いグループでは、基準としたグループに比べて、認知能力の欠如のリスクが44%も高いことが判明した。また、こうした関係性は、かつて喫煙していたグループと一度も喫煙したことのないグループの両方でみられたという。



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2009年02月24日 Posted bytonton at 18:54 │Comments(0)●データ・知識1

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