日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
●COPD広報大使に和田アキ子さん
COPD広報大使に和田アキ子さん-日本ベーリンガー、ファイザー
【YAHOO!ニュース】医療介護CBニュース 5月11日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110511-00000003-cbn-soci
日本ベーリンガーインゲルハイムとファイザーが展開する慢性閉塞性肺疾患(COPD)の啓発活動の広報大使に、歌手でタレントの和田アキ子さんが就任し、記念イベントが5月11日、都内で開かれた。COPDの一種である肺気腫と診断された経験のある和田さんは、「自分の体験を話すことで、一人でも多くの人にCOPDを知ってもらい、早期発見につながってほしい」と語った。
COPDは、喫煙などが原因で発症し、呼吸機能が低下していく病気。慢性のせきやたん、息切れなどが主な症状で、COPDによる死亡率は増加傾向にある。国内の推計では、患者数は約500万人に上るのに対し、治療を受けているのは約17万人にとどまる。
イベントでは、和田さんと結核予防会複十字病院の工藤翔二院長が対談した。ヘビースモーカーだった和田さんは、2008年に軽度の肺気腫と診断されたのを機に禁煙したことで、息切れが治まるようになったといい、早期発見・治療の大切さを強調。工藤院長は、COPD発見のチェックポイントとして、▽40歳以上でたばこを吸っている、または吸っていた▽せき、たんがしつこく続くことがある▽階段を上ると息切れする―の3つを挙げた。
和田さんは、「COPDは怖い病気なのに、外見からは分からないのが厄介なところ」とし、「こうした症状があったら、年齢のせいにせず、早めにかかりつけ医を受診して」と呼び掛けた。
【写真】COPD広報大使に就任した和田アキ子さん。記念イベントには、お笑いコンビのスピードワゴンも駆け付けた(5月11日、東京都内)
早期発見!肺の生活習慣病
【時事ドットコム】
http://www.jiji.com/jc/v4?id=mansei_haishikkan010001
増加の一途
息切れに、せきやたん―。そんな症状が続いていないだろうか?
もし続いていたら、肺に慢性的な炎症を起こす「慢性(へいそく)閉塞性肺疾患(COPD)」の可能性がある。喫煙が主因とされ、「肺の生活習慣病」と呼ばれるこの病気の患者は、日本には500万人以上いるとみられる。だが、無症状の時間が長い傾向があることから、罹患(りかん)していても医師の診察を受けず、早期発見が遅れるケースが少なくない。
2011年5月11日、歌手の和田アキ子さんが製薬会社から「COPD広報大使」に任命された。和田さんは08年に肺気腫と診断されたのを機にたばこを絶って以来、体調は良好だとか。COPDの実像をよく知るために、「大使就任式」での専門医の講演と、和田さんの体験談を聞いてきた。
【写真】「COPD広報大使」の特大名刺を持つ歌手の和田アキ子さん【時事通信社】
世界3位の予想
COPDとは、気道が炎症を起こして閉塞(へいそく)状態になったり、肺胞が壊れたりすることで、空気の流れが悪くなる疾患。具体的には、肺気腫や慢性気管支炎などを指すという。せきやたんが長く続くほか、階段や坂道を上ったりすると息切れ状態になることが主な症状。
治療によって病気の進行を抑制することは可能ではあるが、病状が進むと酸素療法などを行う必要があり、最悪の場合、死に至ることもあるというから、怖い病気だ。
近年、その患者数は世界的に増加の一途をたどっており、世界保健機関(WHO)は2020年には世界で死因の3位になると予想する。
【写真】巨大な肺の模型。タールが染みついた喫煙者の肺が再現されている【時事通信社】
肺だけでなく「全身の病気」
「COPDが進行した人はやせています」。講演でこう述べたのが、複十字病院(東京都清瀬市)の院長、工藤翔二先生。COPDは呼吸器だけの問題ではなく、栄養失調や糖尿病、心臓病などを併発するとのことで、「全身の病気」と言われるそうだ。
COPDの最大の原因はたばこ。肺機能は20歳代をピークに徐々に落ちていくといわれるが、たばこの煙によって肺胞の組織が壊れていく。工藤先生の話では、「禁煙すれば、一時的にでも呼吸機能が改善され、肺機能の低下の度合いが加齢の場合と同じようになる」そうなので、禁煙は予防や治療の大前提となる。
現在の大きな問題点は、受診率が低いこと。2008年の厚生労働省の統計では、治療を受けているCOPDの患者数は約17万人。患者総数に占める割合は数%という状況で、国や日本呼吸器学会は予防と早期の治療を必要性をアピールしている。「ある程度、病状が進まないと、息切れなどの症状は起こらない」(工藤先生)ことが、受診率が低いの理由とみられる。
そんな現状を改善し、COPDに関する意識啓発を目指そうと、製薬会社の日本ベーリンガーインゲルハイムとファイザーが、肺気腫と診断された芸能人を「COPD広報大使」に任命した。歌手の和田アキ子さんだ。
【写真】講演する複十字病院の工藤翔二院長【時事通信社】
歌うための禁煙
長らく「1日に2箱半くらい吸っていた」と言うヘビースモーカーだった和田さん。かつて医師に「軽い肺気腫」と診断されたことがあった。その時は自覚症状がなく、「自分の中では深刻ではなくて、たばこをやめようとも思わなかった」が、2008年夏になると「完全な肺気腫」と告げられた。「一番の原因はたばこ。症状が進行すれば歌えなくなる」。医師の言葉を真摯(しんし)に受け止め、たばこをやめた。
それから3年近くの歳月が過ぎる中、体調の変化を体感している。例えば、たばこを吸っていたころは、ステージでメドレーを歌った後、楽屋に戻るとひどい息切れに襲われたが、今では息がすぐに整うようになった。ジムでのウォーキング運動を終え、マシンを降りると、心拍数がすぐに下がるようにもなった。そして、「『(化粧の)乗りが違う』とメークさんに言われた」。
たばこの誘惑に駆られなかったのだろうか? 「COPDは怖い病気だけど、(この間に)たばこを何度も吸いたいと思った。でも、広報大使の話を頂いたのは、『吸ってはダメ』という神の啓示。本当に感謝ている」。今や、知り合いのタレントに禁煙を勧める立場だ。
ちなみに、和田さんによれば、タレントの島田紳助さんもたばこをやめ、その感想として「(長く話しても)声がかれなくなった」と話しているという。
【写真】COPDの恐ろしさについて語る複十字病院の工藤翔二院長(中央)と話を聞く歌手の和田アキ子さん(右)【時事通信社】
「肺年齢」も要確認
この日、工藤先生も和田さんも「一人でも多くの方々にCOPDを早く発見してほしい」「症状があれば早期診察を」などと口をそろえた。工藤先生によれば、自分がCOPDかどうかをチェックするときの注意点は次の3点だ。
(1)40歳以上で、たばこを吸っているか、または吸っていた
(2)せき、たんがしつこく続くことがある
(3)階段を上るときなどに息切れする
このうち(1)に関しては、たばこを1日に吸う本数と、吸ってきた年数を掛け合わせた数が「400」を超えたときが一つの目安だ。例えば、20歳から喫煙を始め、1日に20本吸う人は、40歳がCOPDの“危険水域”に入ったことになる。
また、呼吸器の状態を「肺年齢」で把握することも可能。「肺年齢」とは、1秒間に吐き出せる息の量や身長を基に算出するもので、喫煙者の場合、実年齢より肺年齢の方が高くなる傾向があるようだ。工藤先生は「早期のCOPD患者を見つけ、禁煙を推進していくためにも、『肺年齢』は国民に知ってもらいたい重要な指標です」と訴えていた。
【写真】歌手の和田アキ子さんの「COPD大使就任式」に駆け付け、「肺年齢」の検査を受けるお笑いタレントの井戸田潤さん(中央)。実年齢は38歳だが、肺年齢は53歳だった【時事通信社】
【YAHOO!ニュース】医療介護CBニュース 5月11日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110511-00000003-cbn-soci
日本ベーリンガーインゲルハイムとファイザーが展開する慢性閉塞性肺疾患(COPD)の啓発活動の広報大使に、歌手でタレントの和田アキ子さんが就任し、記念イベントが5月11日、都内で開かれた。COPDの一種である肺気腫と診断された経験のある和田さんは、「自分の体験を話すことで、一人でも多くの人にCOPDを知ってもらい、早期発見につながってほしい」と語った。
COPDは、喫煙などが原因で発症し、呼吸機能が低下していく病気。慢性のせきやたん、息切れなどが主な症状で、COPDによる死亡率は増加傾向にある。国内の推計では、患者数は約500万人に上るのに対し、治療を受けているのは約17万人にとどまる。
イベントでは、和田さんと結核予防会複十字病院の工藤翔二院長が対談した。ヘビースモーカーだった和田さんは、2008年に軽度の肺気腫と診断されたのを機に禁煙したことで、息切れが治まるようになったといい、早期発見・治療の大切さを強調。工藤院長は、COPD発見のチェックポイントとして、▽40歳以上でたばこを吸っている、または吸っていた▽せき、たんがしつこく続くことがある▽階段を上ると息切れする―の3つを挙げた。
和田さんは、「COPDは怖い病気なのに、外見からは分からないのが厄介なところ」とし、「こうした症状があったら、年齢のせいにせず、早めにかかりつけ医を受診して」と呼び掛けた。
【写真】COPD広報大使に就任した和田アキ子さん。記念イベントには、お笑いコンビのスピードワゴンも駆け付けた(5月11日、東京都内)
早期発見!肺の生活習慣病
【時事ドットコム】
http://www.jiji.com/jc/v4?id=mansei_haishikkan010001
増加の一途
息切れに、せきやたん―。そんな症状が続いていないだろうか?
もし続いていたら、肺に慢性的な炎症を起こす「慢性(へいそく)閉塞性肺疾患(COPD)」の可能性がある。喫煙が主因とされ、「肺の生活習慣病」と呼ばれるこの病気の患者は、日本には500万人以上いるとみられる。だが、無症状の時間が長い傾向があることから、罹患(りかん)していても医師の診察を受けず、早期発見が遅れるケースが少なくない。
2011年5月11日、歌手の和田アキ子さんが製薬会社から「COPD広報大使」に任命された。和田さんは08年に肺気腫と診断されたのを機にたばこを絶って以来、体調は良好だとか。COPDの実像をよく知るために、「大使就任式」での専門医の講演と、和田さんの体験談を聞いてきた。
【写真】「COPD広報大使」の特大名刺を持つ歌手の和田アキ子さん【時事通信社】
世界3位の予想
COPDとは、気道が炎症を起こして閉塞(へいそく)状態になったり、肺胞が壊れたりすることで、空気の流れが悪くなる疾患。具体的には、肺気腫や慢性気管支炎などを指すという。せきやたんが長く続くほか、階段や坂道を上ったりすると息切れ状態になることが主な症状。
治療によって病気の進行を抑制することは可能ではあるが、病状が進むと酸素療法などを行う必要があり、最悪の場合、死に至ることもあるというから、怖い病気だ。
近年、その患者数は世界的に増加の一途をたどっており、世界保健機関(WHO)は2020年には世界で死因の3位になると予想する。
【写真】巨大な肺の模型。タールが染みついた喫煙者の肺が再現されている【時事通信社】
肺だけでなく「全身の病気」
「COPDが進行した人はやせています」。講演でこう述べたのが、複十字病院(東京都清瀬市)の院長、工藤翔二先生。COPDは呼吸器だけの問題ではなく、栄養失調や糖尿病、心臓病などを併発するとのことで、「全身の病気」と言われるそうだ。
COPDの最大の原因はたばこ。肺機能は20歳代をピークに徐々に落ちていくといわれるが、たばこの煙によって肺胞の組織が壊れていく。工藤先生の話では、「禁煙すれば、一時的にでも呼吸機能が改善され、肺機能の低下の度合いが加齢の場合と同じようになる」そうなので、禁煙は予防や治療の大前提となる。
現在の大きな問題点は、受診率が低いこと。2008年の厚生労働省の統計では、治療を受けているCOPDの患者数は約17万人。患者総数に占める割合は数%という状況で、国や日本呼吸器学会は予防と早期の治療を必要性をアピールしている。「ある程度、病状が進まないと、息切れなどの症状は起こらない」(工藤先生)ことが、受診率が低いの理由とみられる。
そんな現状を改善し、COPDに関する意識啓発を目指そうと、製薬会社の日本ベーリンガーインゲルハイムとファイザーが、肺気腫と診断された芸能人を「COPD広報大使」に任命した。歌手の和田アキ子さんだ。
【写真】講演する複十字病院の工藤翔二院長【時事通信社】
歌うための禁煙
長らく「1日に2箱半くらい吸っていた」と言うヘビースモーカーだった和田さん。かつて医師に「軽い肺気腫」と診断されたことがあった。その時は自覚症状がなく、「自分の中では深刻ではなくて、たばこをやめようとも思わなかった」が、2008年夏になると「完全な肺気腫」と告げられた。「一番の原因はたばこ。症状が進行すれば歌えなくなる」。医師の言葉を真摯(しんし)に受け止め、たばこをやめた。
それから3年近くの歳月が過ぎる中、体調の変化を体感している。例えば、たばこを吸っていたころは、ステージでメドレーを歌った後、楽屋に戻るとひどい息切れに襲われたが、今では息がすぐに整うようになった。ジムでのウォーキング運動を終え、マシンを降りると、心拍数がすぐに下がるようにもなった。そして、「『(化粧の)乗りが違う』とメークさんに言われた」。
たばこの誘惑に駆られなかったのだろうか? 「COPDは怖い病気だけど、(この間に)たばこを何度も吸いたいと思った。でも、広報大使の話を頂いたのは、『吸ってはダメ』という神の啓示。本当に感謝ている」。今や、知り合いのタレントに禁煙を勧める立場だ。
ちなみに、和田さんによれば、タレントの島田紳助さんもたばこをやめ、その感想として「(長く話しても)声がかれなくなった」と話しているという。
【写真】COPDの恐ろしさについて語る複十字病院の工藤翔二院長(中央)と話を聞く歌手の和田アキ子さん(右)【時事通信社】
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この日、工藤先生も和田さんも「一人でも多くの方々にCOPDを早く発見してほしい」「症状があれば早期診察を」などと口をそろえた。工藤先生によれば、自分がCOPDかどうかをチェックするときの注意点は次の3点だ。
(1)40歳以上で、たばこを吸っているか、または吸っていた
(2)せき、たんがしつこく続くことがある
(3)階段を上るときなどに息切れする
このうち(1)に関しては、たばこを1日に吸う本数と、吸ってきた年数を掛け合わせた数が「400」を超えたときが一つの目安だ。例えば、20歳から喫煙を始め、1日に20本吸う人は、40歳がCOPDの“危険水域”に入ったことになる。
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●目指せ完全分煙!松沢前知事がHP開設
●煙成功の石原軍団が始球式
●和田アキ子さんが広報大使 喫煙者にCOPDを啓発/石川
●失敗したら石原軍団追放? 舘ひろしの後輩ら禁煙に挑戦
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▼徳重聡 禁煙大声コンテストで喫煙宣言 舘ひろし苦笑い
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2011年05月28日 Posted bytonton at 18:41 │Comments(0) │芸能界・タレント
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