日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
◎広がる禁煙化 受動喫煙防ぐ健康対策進む
たばこ値上げ…広がる禁煙化 受動喫煙防ぐ健康対策進む
【YAHOO!ニュース】産経新聞 10月8日(金)14時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101008-00000577-san-soci
たばこの大幅値上げを機に禁煙を始めた人も多いだろう。そうでなくても禁煙化の流れの中で、喫煙者は肩身の狭い状態に置かれている。店内完全禁煙のパチンコ店も現れるなど、受動喫煙防止の取り組みも広がりを見せ、喫煙者にはより一層気遣いが求められるようになった。最近の禁煙事情を追った。(日野稚子)
◆パチンコホールも
10月1日に「市民マナー条例」に基づく「路上禁煙・美化推進地区」を新たに告示したのは千葉県市川市。歩きたばこでのケガや吸い殻のポイ捨て、受動喫煙からの保護が目的だ。これまでの市内13地区から2地区の追加は、たばこの値上げと重なり注目をあびたが「自然とタイミングが合った」(市民マナー条例担当室)という。
岩手、山口両県ではタクシーが全車禁煙化した。全国ハイヤー・タクシー連合会のまとめによると、全車禁煙は43都府県となり、鳥取県も11月に全車禁煙を実施予定だ。
調査会社「トレンダーズ」が9月中旬、30~40代男性500人を対象に行った分煙と禁煙に関する意識調査で、分煙・禁煙が進んでいないと感じる施設の1位は、居酒屋(62%)やバー(32%)ではなく、パチンコ店(75%)だった。
このイメージを打破しようと「空気のきれいなパチンコホール」を掲げて、健康対策を打ち出した店がある。全国でパチンコホールを展開する「ダイナム」(東京都荒川区)は昨年3月、「信頼の森」のブランド名で、店内完全禁煙のパチンコホールを始めた。昨年8月開店の茨城岩間店(茨城県笠間市)は、店内に紫煙もにおいもなく、一服を求める人は喫煙所へと席を立つ。同店シニアストアマネジャー、宮崎秀樹さんは「これまでのイメージはたばこのにおいと煙、音がうるさいというもの。それが嫌でやめた方や新規顧客を獲得するため、純粋に遊技を楽しめる環境を目指した」と話す。
当初は店内禁煙を知らずたばこを吸いだす人もいたという。現在も喫煙者の利用客はある程度いるようだ。喫煙所でたばこを吸っていた男性(67)は「本音はパチンコしながら吸いたい。ただ、吸わない人のためになるだろうし時節柄、仕方ない」と話す。同社は8日、全国39店目の店内禁煙店を同県茨城町にオープンする。
◆飲食店でも拍車
禁煙飲食店も増加中だ。口コミグルメサイト「禁煙スタイル」には2万軒を超える禁煙・分煙飲食店が登録されている。運営会社「ITスタイル」(東京都渋谷区)社長の岩崎拓哉さんは「5年前の開設時には分煙店も少なかった。今は食事やお酒を楽しみたいという客が多い店で禁煙化が急速に進んでいる」と分析する。一方、喫煙者は外食率が比較的高く、コミュニケーションの場として使われる飲食店では、禁煙化を躊躇(ちゅうちょ)する傾向がみられるという。
今年3月、「カフェラ・ボエム」や「モンスーンカフェ」などを経営する「グローバルダイニング」(東京都港区)が全国61店舗のうちシガーバーを除く60店舗で、喫煙所なしで完全禁煙化した。
17年から分煙店を、19年には禁煙店と段階を踏んだ結果、客足には影響がないとも。
厚生労働省は今年2月、健康増進法に基づく受動喫煙防止対策で、自治体に対し同一空間での分煙は不十分で「公共的な空間は原則完全禁煙であるべきだ」と通知した。岩崎さんは「通達もあり、今後は確実に飲食店の禁煙化が広がる。喫煙者はたばこの吸える飲食店をわざわざ探さねばならなくなるかもしれない」と予測する。
【写真】入口の脇には喫煙者向けの休憩所があり、パチンコをせずに利用する人もいるという=茨城県笠間市の「信頼の森 茨城岩間店」(写真:産経新聞)
【YAHOO!ニュース】産経新聞 10月8日(金)14時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101008-00000577-san-soci
たばこの大幅値上げを機に禁煙を始めた人も多いだろう。そうでなくても禁煙化の流れの中で、喫煙者は肩身の狭い状態に置かれている。店内完全禁煙のパチンコ店も現れるなど、受動喫煙防止の取り組みも広がりを見せ、喫煙者にはより一層気遣いが求められるようになった。最近の禁煙事情を追った。(日野稚子)
◆パチンコホールも
10月1日に「市民マナー条例」に基づく「路上禁煙・美化推進地区」を新たに告示したのは千葉県市川市。歩きたばこでのケガや吸い殻のポイ捨て、受動喫煙からの保護が目的だ。これまでの市内13地区から2地区の追加は、たばこの値上げと重なり注目をあびたが「自然とタイミングが合った」(市民マナー条例担当室)という。
岩手、山口両県ではタクシーが全車禁煙化した。全国ハイヤー・タクシー連合会のまとめによると、全車禁煙は43都府県となり、鳥取県も11月に全車禁煙を実施予定だ。
調査会社「トレンダーズ」が9月中旬、30~40代男性500人を対象に行った分煙と禁煙に関する意識調査で、分煙・禁煙が進んでいないと感じる施設の1位は、居酒屋(62%)やバー(32%)ではなく、パチンコ店(75%)だった。
このイメージを打破しようと「空気のきれいなパチンコホール」を掲げて、健康対策を打ち出した店がある。全国でパチンコホールを展開する「ダイナム」(東京都荒川区)は昨年3月、「信頼の森」のブランド名で、店内完全禁煙のパチンコホールを始めた。昨年8月開店の茨城岩間店(茨城県笠間市)は、店内に紫煙もにおいもなく、一服を求める人は喫煙所へと席を立つ。同店シニアストアマネジャー、宮崎秀樹さんは「これまでのイメージはたばこのにおいと煙、音がうるさいというもの。それが嫌でやめた方や新規顧客を獲得するため、純粋に遊技を楽しめる環境を目指した」と話す。
当初は店内禁煙を知らずたばこを吸いだす人もいたという。現在も喫煙者の利用客はある程度いるようだ。喫煙所でたばこを吸っていた男性(67)は「本音はパチンコしながら吸いたい。ただ、吸わない人のためになるだろうし時節柄、仕方ない」と話す。同社は8日、全国39店目の店内禁煙店を同県茨城町にオープンする。
◆飲食店でも拍車
禁煙飲食店も増加中だ。口コミグルメサイト「禁煙スタイル」には2万軒を超える禁煙・分煙飲食店が登録されている。運営会社「ITスタイル」(東京都渋谷区)社長の岩崎拓哉さんは「5年前の開設時には分煙店も少なかった。今は食事やお酒を楽しみたいという客が多い店で禁煙化が急速に進んでいる」と分析する。一方、喫煙者は外食率が比較的高く、コミュニケーションの場として使われる飲食店では、禁煙化を躊躇(ちゅうちょ)する傾向がみられるという。
今年3月、「カフェラ・ボエム」や「モンスーンカフェ」などを経営する「グローバルダイニング」(東京都港区)が全国61店舗のうちシガーバーを除く60店舗で、喫煙所なしで完全禁煙化した。
17年から分煙店を、19年には禁煙店と段階を踏んだ結果、客足には影響がないとも。
厚生労働省は今年2月、健康増進法に基づく受動喫煙防止対策で、自治体に対し同一空間での分煙は不十分で「公共的な空間は原則完全禁煙であるべきだ」と通知した。岩崎さんは「通達もあり、今後は確実に飲食店の禁煙化が広がる。喫煙者はたばこの吸える飲食店をわざわざ探さねばならなくなるかもしれない」と予測する。
【写真】入口の脇には喫煙者向けの休憩所があり、パチンコをせずに利用する人もいるという=茨城県笠間市の「信頼の森 茨城岩間店」(写真:産経新聞)
◎<資生堂>全面禁煙 オフィス、工場、営業車まで
◎喫煙者不採用の企業じわり
●京都市内「安息できるきれいな空気」4施設公表
●ホテル禁煙化加速 /香川
◎ホテルも禁煙化…客室の半数占める/ 大阪
●たばこ受動喫煙防止の波、中小企業の経営に大打撃
◎喫煙者不採用の企業じわり
●京都市内「安息できるきれいな空気」4施設公表
●ホテル禁煙化加速 /香川
◎ホテルも禁煙化…客室の半数占める/ 大阪
●たばこ受動喫煙防止の波、中小企業の経営に大打撃
2010年10月15日 Posted bytonton at 13:20 │Comments(0) │●企業・施設
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。