世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●米/ 電子たばこ、新たな喫煙論争の火付け役に

電子たばこ、新たな喫煙論争の火付け役に/アメリカ
【YAHOO!ニュース】8月26日11時22分配信 ウォール・ストリート・ジャーナル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100826-00000005-wsj-bus_all
 【イリノイ州エルムハースト】米イリノイ州シカゴ郊外でネット通販会社を経営するビクトリア・バスコンセロスさん(48)は今、米国の数百万人の喫煙者が影響を受ける可能性のある規制当局との係争のまっただ中にいる。
 バスコンセロスさんは、中国のメーカーから電子たばこを輸入し、自らが運営する通販サイト「Cignot.com」で1万4000人の顧客に販売している。だが、米食品医薬品局(FDA)は、電子たばこは、健康被害を及ぼす危険性のある薬物吸引装置であり、販売には事前の許可が必要だと主張し、バスコンセロスさんをはじめとする多数の電子たばこ業者と対立を深めている。FDAは2年前から、中国からの電子たばこの輸入荷物の差し押さえを開始している。
 電子たばことは、ニコチンが含まれた液体を霧状化するためのバッテリー駆動式のチューブを指す。電子たばこの販売業者は、電子たばこは通常の燃焼式のたばこに含まれている毒素がないため、健康上の害が少ないと主張している。電子たばこの使用者も増えており、彼らは電子たばこは禁煙に有効だと主張している。
 電子たばこ業界は、まだ誕生間もないが、年間売上高が推計1億ドル(約84億円)で、毎年成長を続けている。だが、この業界の将来は、口頭弁論を経た後、来月ワシントンDCの連邦控訴裁判所に付託予定の裁判の結果に大きくかかっている。
 FDAは、電子たばこを、ニコチンガムやパッチなどのニコチン代用品と同様の薬物吸引装置として規制しようと裁判に打って出ている。電子たばこが薬物吸引装置と認められれば、電子たばこ会社は、長い時間と多額の費用をかけて臨床試験を実施し、その安全性と禁煙効果を証明しなければならなくなる。
 だが、電子たばこ会社は、電子たばこはたばこに代わる気晴らしを目的とした装置であり、禁煙を手助けするめのものではないと主張している。また、臨床試験に多額の費用をかける余裕はなく、もしそれが義務付けられれば、多くの電子たばこ会社が廃業に追い込まれるか、あるいは闇取引が横行するようになると述べている。
 こうした規制当局と企業とのにらみ合いは、米国が抱える最も厄介な健康問題の1つである喫煙の解決方法をめぐって、世論がますます二極化していることを表している。米国では、毎年約40万人が喫煙関連疾患で死亡している。
 FDAをはじめとする多くの公衆衛生関連団体は、電子たばこの禁煙効果は証明されておらず、むしろ非喫煙者にニコチン吸引の習慣を付けさせるきっかけになる可能性があると主張している。
 一方、全米公衆衛生医師協会(AAPHP)などは、禁煙を促すための従来の政策は不十分であり、喫煙者に電子たばこなどの無煙たばこ製品への切り替えを促すことで、米国の喫煙関連疾患を大幅に減らせる可能性があると主張する。
 AAPHPのたばこ管理対策委員会のジョエル・ニットキン委員長は、電子たばこは現在市販されている禁煙製品の中で最も有望な製品となる可能性があると述べる。同委員長は、製造基準を順守させるための規制は必要であるとしながらも、FDAの薬物吸引装置規制ではなく、要求がもっと緩いたばこ規制を適用すべきだと述べる。
 実際FDAは、09年に施行された、たばこ製品に関するFDAの規制権限を拡大する画期的な法案を利用すれば、電子たばこを規制することが可能だ。この法案に従えば、電子たばこメーカーは大半のケースにおいて、長い時間と多額の費用をかけて販売前に承認を得る必要はない。だが、FDAは、電子たばこはたばこ規制の対象外である薬物吸引装置だとの主張を崩そうとしない。
 電子たばこがやり玉に挙げられることとなった原因の1つは、喫煙体験を模倣できる点にある。電子たばこを吸うと、噴霧器をとおしてカートリッジ内の液体が霧状の蒸気に変化する。スターターキットは通常40ドルから120ドルで、カートリッジを買い替えて使用する。
 電子たばこには通常、プロピレングリコール(演劇の舞台などで人工煙を作り出すために使用される化学物質)や、水、ニコチン、人口香味料の溶液が含まれている。ニコチンの含有量は、消費者の好みに合わせて製品によってさまざまだ。なかにはニコチンが一切含まれていないものもある。
 一部の科学者は、電子たばこは、燃焼作用を伴わないため、通常のたばこよりも害が少ないと主張している。がんなどの疾病の原因となる毒素の大半は燃焼時に生成される。
 だが、電子たばこの長期的な健康リスクを検証した研究結果は一切公表も査読もされていない。蒸気状のプロピレングリコールを長期間吸引すると有害な可能性がある、と主張する科学者も一部いる。プロピレングリコールは一般に、サラダのドレッシングやケーキミックス、ソーダなどの食品については、安全だとしてFDAによって使用が認められている。




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2010年08月28日 Posted bytonton at 09:03 │Comments(0)無煙タバコ・電子タバコ

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