世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

無煙たばこをめぐって対応分かれる

煙出ない「新型たばこ」 売れ行き出だし好調
【YAHOO!ニュース】5月18日19時42分配信 J-CASTニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100518-00000003-jct-soci
 「火を使わず煙が出ない」との触れ込みで発売された新型たばこの出足が好調だ。「嗅ぎたばこ」と呼ばれるタイプのものを、日本市場向けにアレンジしたもので、「周囲に迷惑をかけない」という点もアピールポイントのようだ。そのせいか、出だしから売れ行きは好調らしい。
 日本たばこ産業(JT)が2010年5月17日、無煙たばこ「ゼロスタイル・ミント」を東京都内で発売した。国内で流通しているたばこの大半が「紙巻きたばこ」だが、今回発売されたのは、主に欧米で使用されている「嗅ぎたばこ」の一種だ。葉たばこを粉にした上で、メンソールと混ぜて鼻から吸引したり、歯ぐきに塗ったりして、たばこの香りを楽しむ。
■タールはないが、微量のニコチンを含む
 だが、これらの楽しみ方は日本の消費者にはなじみがないため、JTは「たばこの葉をカートリッジに詰める」という独自の方法を開発。日本市場に新方式を浸透させたい考えだ。 J-CAST記者も、実際に試してみた。千代田区麹町のコンビニエンスストアで購入した「ゼロスタイル・ミント」(300円)の箱には、
  「かぎたばこの使用は、あなたにとって口腔がんの原因の一つとなり、心筋梗塞・脳卒中の危険性を高めます」
  「未成年者の使用は、健康に対する悪影響やたばこへの依存をより強めます。周りの人から勧められても決して使用してはいけません」
と大きく書かれている。「無煙たばこ」にはタールは含まれないが、微量のニコチンを含んでいるといい、「たばこはたばこ」だということを強調する文面だ。
 箱を開けると目に入るのが、プラスチックのパイプと、1本ずつアルミ容器で密封されたプラスチック製のカートリッジ2本だ。封を切ると、タバコ独特の香りが少し感じられる。このカートリッジを、丁度ボールペンのキャップを付け外しをするような要領で、パイプの中に収納。パイプについた吸い口から息を吸い込むと、はっか特有の味が口の中に広がる、といった具合だ。
■JALはOK、ANAはNO
 煙が出ないのはもちろん、匂いが隣に広がるということも、ほとんどないと言って良さそうだ。JTによると、「1本のカートリッジで半日から1日程度楽しめる」とのことで、詰め替え用のカートリッジも4本400円で販売されている。
 5月18日現在の売れ行きは比較的好調なようで、前出のコンビニでは、「1人1箱まで」との制限が設けられていた。JTのIR広報部では、特に対外的な販売目標数は掲げていないとしながらも、
  「正直、想定以上ですが、まだ発売されて1日なので…」と手応えを感じているようだ。
 この「新型たばこ」をめぐっては、交通機関でも対応が分かれている。例えば日本航空(JAL)が「匂い・煙がないし、電子機器でもない」として機内での使用を認める一方、全日空(ANA)では使用を認めていない。「分煙が常識」とも言える飲食店やオフィスでも、今後「新型たばこ」の扱いについて議論が起こることになりそうだ。

【写真】たばこの葉がつまったカートリッジ(下)をプラスチックのパイプ(上)に入れて吸う仕組みだ



<無煙たばこ>東京限定発売 「一服」認める?分かれる対応
【YAHOO!ニュース】5月18日7時38分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100518-00000013-maiall-soci
 日本たばこ産業(JT)が17日、火を使わず煙が出ない無煙たばこ「ゼロスタイル・ミント」を東京都内限定で発売したが、電車や飛行機内などで無煙たばこの「一服」を認めるかどうかを巡り、大手航空会社やJRの対応が分かれている。公共の場での禁煙や分煙の動きが広がる中、愛煙家も嫌煙者も戸惑う「火種」となる可能性も出てきそうだ。【前谷宏、小泉大士、木村健二】
 「ゼロスタイル・ミント」は、パイプ状の本体にタバコの葉が詰まったカートリッジをセットして吸い、口や鼻で香りを楽しむ。パイプとカートリッジ2本入りで300円。東京都内で限定発売し、売れ行きなどを見ながら今後、各地で販売するかどうか検討する。東京都千代田区神田神保町のたばこ店の女性従業員(30)は「かなり売れています。何箱も買っていく人もいて今日中に売り切れそう。発売発表後から問い合わせが何件もありました」と話した。
 ただし、航空会社や鉄道の対応は割れた。
 日本航空広報部は「国際線も含め、無煙たばこを機内で吸っても構いません」。これに対し全日空広報室は「無煙たばこは機内で吸えません。無煙とは言え、たばこには違いない」と説明する。
 JR東日本広報部は「今の時点では明確に禁止等のお願いはしていない」と容認の方針。JR東海広報部も「禁煙対象と考えていない。ただ、他の乗客の迷惑にならないように係員が声を掛けることはある」と話す。JR西日本東京広報室は「対応は未定だが、禁止する可能性もある」としている。
 禁煙地区を定める自治体では「容認派」が目立つ。
 千代田区は条例で区内全域の路上喫煙を禁じているが、同区安全生活課は「当面は禁止の対象外。たばこの火で他人に危害を加える恐れもない」。無煙たばこを購入した同区の男性会社員(35)は「以前、路上喫煙で罰金を払ったことがあるが、これなら気兼ねせずに吸える」と歓迎した。
 屋内施設での喫煙を規制する全国初の受動喫煙防止条例を4月に施行した神奈川県も、無煙たばこは規制対象外との立場だ。県たばこ対策課によると、禁煙区域でたばこを吸った人には過料2000円が科されるが、無煙たばこなら吸うことができる。ただ、同県は喫煙者のたばこ離れを支援する事業にも取り組んでおり、井出康夫課長は「無煙でも健康への影響という観点からは好ましくなく、たばこはやめていただきたい」と話している。
 施設や場所により対応が分かれ、たばこを吸う人も吸わない人も困惑する可能性は残るが、JTのIR広報部は「周囲に迷惑が掛からないようマナーを守って楽しんでほしい」と話している。

◇無煙たばこを巡る各社の対応
日本航空  ◎
全日空   ×
JR東日本 ○
JR東海  ○
JR西日本 △

※◎は容認、○は容認の方向、△は未定、×は禁止

【写真】路上喫煙が禁止されている千代田区内でも吸える無煙たばこ=東京都千代田区で2010年5月17日、長谷川直亮撮影






タグ :無煙たばこ

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2010年05月26日 Posted bytonton at 19:41 │Comments(0)無煙タバコ・電子タバコ

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