世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

福岡市内の宿泊施設、受動喫煙対策、浸透せず/福岡

受動喫煙防止策:福岡市内の宿泊施設、浸透せず--アンケート /福岡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100122-00000223-mailo-l40
 ◇「場所ない」「費用かかる」…
 福岡市内の宿泊施設の約7割は、ロビーなどの共用部分で喫煙でき、うち大半が受動喫煙防止策を取っていないことが市健康づくり財団の調査で分かった。施設側は「設備投資のコスト」や「喫煙客の理解が得られない」などの理由を挙げており、財団は「施設側の対策も不十分だが、利用者への啓発も重要」と指摘している。【門田陽介】
 ◇共用部分に喫煙コーナー
 調査は昨年9月に実施した「ホテル内受動喫煙対策アンケート」で、公共性が高く、分煙意識が進んだ海外客の利用も多いことなどから宿泊施設を対象にした。市ホテル旅館協会の全86施設に郵送し、ホテル9軒、ビジネスホテル31軒、旅館8軒の計48施設(回収率56%)から回答を得た。市内で同種の調査は初めて。
 その結果、客室を除いて全面禁煙としている施設は11あり、うち10施設はビジネスホテルだった。専用の喫煙室があるのは3施設だけで、34施設(7割)が共用部分に喫煙コーナーを設けていた。
 受動喫煙防止策としては、喫煙コーナーをカーテンなどで囲い、煙を屋外に出す換気扇の設置などが効果的だが、34施設のうち22施設は「特に何もしていない」と回答。たばこの副流煙に含まれる有毒成分を除去できない空気清浄機などの設置を「対策」として挙げた施設も4軒あった。
 対策をとっていない施設が挙げた主な理由(複数回答)は、喫煙室を設置する場所がない(20軒)▽費用がかかる(19軒)▽喫煙客の協力が得られない(13軒)▽喫煙制限は売り上げに響く(12軒)--など。「長年の客にアットホームに感じてもらいたいから」と答えた旅館もあった。
 また、客室の喫煙、禁煙の区別についての質問で、回答した40施設のうち「禁煙客室がない」としたのは8軒。一方、全客室の半数以上が禁煙となっている施設も9軒あった。ただ、それでも「月や週に数回」禁煙室を希望する客に提供する部屋が足りず、喫煙室をあてがう施設が30カ所あり、宿泊者のニーズと施設側の準備が一致していない状況も浮き彫りになった。


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2010年01月24日 Posted bytonton at 20:03 │Comments(0)●企業・施設

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