日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
和歌山/タクシー禁煙化なかなかすすまない
タクシー全面禁煙、遅々/和歌山
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000912110001
■「客の減少心配」
県内を走るタクシーの禁煙化がなかなか進まない。11月には兵庫県で全面禁煙が実施されるなど、既に37の都府県で全面禁煙化されているが、県内の業界では「売り上げ減が心配」などと二の足を踏む声が大きい。10日、医師や弁護士らでつくる市民団体「たばこ問題を考える会・和歌山」が、仁坂吉伸知事、主なタクシー会社21社、業界団体に全面禁煙の実施を求める要請書を送った。(楢崎貴司)
業界団体の県タクシー協会によると、協会に加盟するタクシー会社は79社あり、計約1800台が走っている。そのうち、保有するタクシーを全面禁煙化している会社はわずか2社しかない。
いま協会として実施を検討しているのは、和歌山市の一部での「分煙」。JR和歌山駅と南海和歌山市駅のタクシー乗り場で、禁煙車と喫煙車の場所を分けるという案だ。全面禁煙に踏み切れないのは、加盟各社から「客が減るのではないか」「客とのトラブルになるのでは」と慎重な対応を求める声が寄せられているためだという。近畿6府県で全面禁煙としていないのは、大阪府と和歌山県だけだ。
11月1日から全面禁煙に踏み切った兵庫県タクシー協会では今のところ、乗客からはおおむね好評だという。兵庫では2年前に「分煙」を実施したが、喫煙車と禁煙車が混在して客が混乱し、禁煙車の台数も増えなかった。「やるなら県内で一斉に実施した方がよい」と同協会の理事の一人は語る。和歌山第一交通(和歌山市)の高野福己社長(62)は、2007年に大分県で全面禁煙が実施された時、第一交通グループの会社の社長として現地にいた。高野社長によると、大分の協会では実施までにドライバー向けの研修を何度も開いたという。和歌山第一交通では来年の早い時期に自社タクシーを禁煙化する検討をしている。だが、国の通達で、単独で実施する場合は「禁煙車」を示す屋上灯を取り付ける必要がある。1個7千円程度とみられる屋上灯を約250台ものタクシーに付ける費用がかかるのが悩ましいところだ。和歌山市で唯一、保有車をすべて禁煙としているのは「ライフアクセス」(豊田英三社長)。2002年に創業した同社では当初から禁煙にしている。「空いろタクシー」の名称で運行している18台すべてに「禁煙車」の屋上灯も付けている。客からは禁煙車を理由に呼ばれることもあるという。たばこ問題に取り組む森岡聖次・湯浅保健所所長(52)=医学博士=は「運転手の健康面からもタクシーは禁煙化すべきだ」と話す。森岡所長も役員の一人となっている「たばこ問題を考える会・和歌山」事務局長の中川利彦弁護士(53)は「公共交通機関として、業界はたばこの害のない環境を早く整備してほしい」と訴える。
【写真】「喫煙車」と書かれた屋上灯をのせたタクシー=和歌山市七番丁
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000912110001
■「客の減少心配」
県内を走るタクシーの禁煙化がなかなか進まない。11月には兵庫県で全面禁煙が実施されるなど、既に37の都府県で全面禁煙化されているが、県内の業界では「売り上げ減が心配」などと二の足を踏む声が大きい。10日、医師や弁護士らでつくる市民団体「たばこ問題を考える会・和歌山」が、仁坂吉伸知事、主なタクシー会社21社、業界団体に全面禁煙の実施を求める要請書を送った。(楢崎貴司)
業界団体の県タクシー協会によると、協会に加盟するタクシー会社は79社あり、計約1800台が走っている。そのうち、保有するタクシーを全面禁煙化している会社はわずか2社しかない。
いま協会として実施を検討しているのは、和歌山市の一部での「分煙」。JR和歌山駅と南海和歌山市駅のタクシー乗り場で、禁煙車と喫煙車の場所を分けるという案だ。全面禁煙に踏み切れないのは、加盟各社から「客が減るのではないか」「客とのトラブルになるのでは」と慎重な対応を求める声が寄せられているためだという。近畿6府県で全面禁煙としていないのは、大阪府と和歌山県だけだ。
11月1日から全面禁煙に踏み切った兵庫県タクシー協会では今のところ、乗客からはおおむね好評だという。兵庫では2年前に「分煙」を実施したが、喫煙車と禁煙車が混在して客が混乱し、禁煙車の台数も増えなかった。「やるなら県内で一斉に実施した方がよい」と同協会の理事の一人は語る。和歌山第一交通(和歌山市)の高野福己社長(62)は、2007年に大分県で全面禁煙が実施された時、第一交通グループの会社の社長として現地にいた。高野社長によると、大分の協会では実施までにドライバー向けの研修を何度も開いたという。和歌山第一交通では来年の早い時期に自社タクシーを禁煙化する検討をしている。だが、国の通達で、単独で実施する場合は「禁煙車」を示す屋上灯を取り付ける必要がある。1個7千円程度とみられる屋上灯を約250台ものタクシーに付ける費用がかかるのが悩ましいところだ。和歌山市で唯一、保有車をすべて禁煙としているのは「ライフアクセス」(豊田英三社長)。2002年に創業した同社では当初から禁煙にしている。「空いろタクシー」の名称で運行している18台すべてに「禁煙車」の屋上灯も付けている。客からは禁煙車を理由に呼ばれることもあるという。たばこ問題に取り組む森岡聖次・湯浅保健所所長(52)=医学博士=は「運転手の健康面からもタクシーは禁煙化すべきだ」と話す。森岡所長も役員の一人となっている「たばこ問題を考える会・和歌山」事務局長の中川利彦弁護士(53)は「公共交通機関として、業界はたばこの害のない環境を早く整備してほしい」と訴える。
【写真】「喫煙車」と書かれた屋上灯をのせたタクシー=和歌山市七番丁
タグ :和歌山県
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2009年12月12日 Posted bytonton at 23:34 │Comments(0) │●交通機関/タクシー
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