日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
「禁煙」海水浴場広がる 安全、安心、快適
広がる「禁煙」海水浴場 安全、安心、快適
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/090815/sty0908150802003-n1.htm
環境美化や受動喫煙の防止を目的に、海水浴場を原則禁煙とする動きが全国に広がっている。違反者に「清掃活動」や「退去命令」などの罰則を盛り込んだ条例をいち早く制定した自治体では、「子供連れでも安心」と観光客の評判も上々。6月には湘南ビーチをかかえる神奈川県が禁煙化の方針を打ち出し、今後の取り組みに注目が集まる。
(中曽根聖子)
◇
◆パトロールで指導
「神奈川では安全で快適な海水浴場を目指し、新しい海のルール作りを進めています。たばこを吸う人はどう思う?」
神奈川県の松沢成文知事は3日、夏休みでにぎわう由比ガ浜(鎌倉市)など県内3カ所の海水浴場で、ビーチで喫煙する若者らに声をかけた。東京から来た男性(29)は「今は屋内でも街中でも分煙が当たり前。海水浴場でもルールができれば守ります」、家族連れの30代の男性も「子供を安心して遊ばせられるので禁煙はうれしい」など、好意的な意見が大半だった。
来年度から全国初の「公共的施設における受動喫煙防止条例」を施行する神奈川県。歩きたばこが水着姿の利用者に危険であることや、吸い殻のポイ捨てが美観を損なうことから、松沢知事は県内約30カ所の海水浴場を、喫煙所以外は原則禁煙とする方針だ。来夏施行に向けて関係自治体と協議に入ったが、地元関係者からは「客足が遠のく」といった声も上がっている。
実際、ビーチの喫煙規制は営業や環境にどんな影響があるのか。
「鳴き砂」で有名な琴引浜海水浴場を全国初の禁煙ビーチにしたのは京都府京丹後市(当時は網野町)。「鳴き砂」を守るため平成13年、キャンプや花火とともにたばこを禁止する条例を制定、違反者に清掃活動や環境保全講習の受講を科すユニークな罰則を盛り込んだ。
シーズン中、毎日パトロールを続ける「琴引浜の鳴り砂を守る会」会員で市職員の松尾浩希さんは「努力のかいあって年々ごみが減り、砂浜にたばこの吸い殻はほとんど見られなくなった」と胸を張る。
◆喫煙者にも好評
真っ白な砂浜が600メートルも続く和歌山県の白良浜(しららはま)。美しい砂浜を後世に残そうと、白浜町は昨年7月からごみのポイ捨てと喫煙を禁止、従わない場合は退去命令を科す条例を施行した。
実施前は観光客の減少を心配する商店主らもいたが、「指定の喫煙所に行けば心おきなく吸える」と喫煙者にも好評。観光課の愛須康徳(あいす・やすのり)さんは「海岸の美化保全とお客さまの安全を守ると同時に、イメージアップで集客にもつながる」と、条例の効果に胸を張る。
ただ、口頭で注意しても聞き入れなかったり、隠れて吸ったりする悪質な違反者がいることも事実だ。
「利用者のマナー向上を待つだけでは10年たっても状況は変わらない」と松沢知事。年間450万人の海水浴客が訪れる神奈川県が、どう実効性のあるルールや対策を打ち出すのか。今後の議論に注目が集まる。
◇
■ごみ5割たばこ関連
海水浴場のごみの約5割がたばこ関連-。神奈川県の三浦海岸海水浴場で昨年8月、県主催の海岸美化活動「ビーチクリーンかながわ」の一環として市民ら約500人が参加したごみ拾いで、わずか20分間で80キロに上るごみが回収された。
そのうち1袋(451リットル)のごみの内容を分析した結果、たばこの吸い殻が総分量の54%に達した。そのほか、空き缶やペットボトル、瓶など飲料関連が多く、菓子袋、カップ麺や弁当の容器などもあった。
【写真】ビーチで喫煙していた海水浴客に声をかける松沢成文知事(左)と石渡徳一鎌倉市長(右)ら=神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海水浴場海水浴場
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/090815/sty0908150802003-n1.htm
環境美化や受動喫煙の防止を目的に、海水浴場を原則禁煙とする動きが全国に広がっている。違反者に「清掃活動」や「退去命令」などの罰則を盛り込んだ条例をいち早く制定した自治体では、「子供連れでも安心」と観光客の評判も上々。6月には湘南ビーチをかかえる神奈川県が禁煙化の方針を打ち出し、今後の取り組みに注目が集まる。
(中曽根聖子)
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◆パトロールで指導
「神奈川では安全で快適な海水浴場を目指し、新しい海のルール作りを進めています。たばこを吸う人はどう思う?」
神奈川県の松沢成文知事は3日、夏休みでにぎわう由比ガ浜(鎌倉市)など県内3カ所の海水浴場で、ビーチで喫煙する若者らに声をかけた。東京から来た男性(29)は「今は屋内でも街中でも分煙が当たり前。海水浴場でもルールができれば守ります」、家族連れの30代の男性も「子供を安心して遊ばせられるので禁煙はうれしい」など、好意的な意見が大半だった。
来年度から全国初の「公共的施設における受動喫煙防止条例」を施行する神奈川県。歩きたばこが水着姿の利用者に危険であることや、吸い殻のポイ捨てが美観を損なうことから、松沢知事は県内約30カ所の海水浴場を、喫煙所以外は原則禁煙とする方針だ。来夏施行に向けて関係自治体と協議に入ったが、地元関係者からは「客足が遠のく」といった声も上がっている。
実際、ビーチの喫煙規制は営業や環境にどんな影響があるのか。
「鳴き砂」で有名な琴引浜海水浴場を全国初の禁煙ビーチにしたのは京都府京丹後市(当時は網野町)。「鳴き砂」を守るため平成13年、キャンプや花火とともにたばこを禁止する条例を制定、違反者に清掃活動や環境保全講習の受講を科すユニークな罰則を盛り込んだ。
シーズン中、毎日パトロールを続ける「琴引浜の鳴り砂を守る会」会員で市職員の松尾浩希さんは「努力のかいあって年々ごみが減り、砂浜にたばこの吸い殻はほとんど見られなくなった」と胸を張る。
◆喫煙者にも好評
真っ白な砂浜が600メートルも続く和歌山県の白良浜(しららはま)。美しい砂浜を後世に残そうと、白浜町は昨年7月からごみのポイ捨てと喫煙を禁止、従わない場合は退去命令を科す条例を施行した。
実施前は観光客の減少を心配する商店主らもいたが、「指定の喫煙所に行けば心おきなく吸える」と喫煙者にも好評。観光課の愛須康徳(あいす・やすのり)さんは「海岸の美化保全とお客さまの安全を守ると同時に、イメージアップで集客にもつながる」と、条例の効果に胸を張る。
ただ、口頭で注意しても聞き入れなかったり、隠れて吸ったりする悪質な違反者がいることも事実だ。
「利用者のマナー向上を待つだけでは10年たっても状況は変わらない」と松沢知事。年間450万人の海水浴客が訪れる神奈川県が、どう実効性のあるルールや対策を打ち出すのか。今後の議論に注目が集まる。
◇
■ごみ5割たばこ関連
海水浴場のごみの約5割がたばこ関連-。神奈川県の三浦海岸海水浴場で昨年8月、県主催の海岸美化活動「ビーチクリーンかながわ」の一環として市民ら約500人が参加したごみ拾いで、わずか20分間で80キロに上るごみが回収された。
そのうち1袋(451リットル)のごみの内容を分析した結果、たばこの吸い殻が総分量の54%に達した。そのほか、空き缶やペットボトル、瓶など飲料関連が多く、菓子袋、カップ麺や弁当の容器などもあった。
【写真】ビーチで喫煙していた海水浴客に声をかける松沢成文知事(左)と石渡徳一鎌倉市長(右)ら=神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海水浴場海水浴場
タグ :神奈川県
●海水浴場での喫煙に罰金「大磯町美しいまちづくり条例
神奈川県大磯町/ 喫煙マナー破ったら罰金
●たばこ「アカン」 大阪府、飲食店やビーチでも禁煙強化
●大阪の海水浴場禁煙へ!府が決定
・海岸清掃でたばこフィルター1920本回収/藤沢
◎神奈川/海水浴場禁煙化 利用者の8割が肯定的
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◎神奈川/海水浴場禁煙化 利用者の8割が肯定的
2009年08月17日 Posted bytonton at 11:09 │Comments(0) │海水浴場
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