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島根の２海水浴場、ビーチは禁煙に 喫煙所を設置、利用を呼びかけ 県内初「誰もが楽しめる場に」
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090707-OYO1T00598.htm?from=main2
　１８日に海開きを迎える島根県の石見海浜公園（浜田市国分町）、波子(はし)（江津市波子町）の両海水浴場が、今シーズンから砂浜で喫煙を自粛してもらう分煙に取り組む。快適なビーチづくりを目指し、全国の主要な海水浴場に広がりつつある禁煙化に対応した試みで、県によると、県内の海水浴場で分煙、禁煙化を行うのは初めて。
　県立石見海浜公園内にある両海水浴場ではこれまで、砂浜への吸い殻のポイ捨てが後を絶たず、火のついたままの吸い殻を子どもが踏んでやけどをする危険性も指摘されていた。６月に禁煙化を求める意見がメールで県に寄せられたことから、県都市計画課と同公園の指定管理者「ＩＳＰ」が対応策を検討。家族連れが多い海水浴シーズンに喫煙所を設け、分煙化を図ることにした。
　石見海浜公園は砂浜に隣接した休憩所の近くに、波子はシャワー棟の近くに喫煙所を設け、場内放送で利用を呼びかける。また、公園内にあるキャンプ場などでも、利用者にポイ捨て禁止を働きかける。
　石見海浜公園は、環境省の「快水浴場百選」に県内で唯一選ばれ、昨年の利用者は約７万９０００人で、県内２位だった。
　ＩＳＰの森川芳郎社長は「アウトドアであり、全面禁煙は難しいが、利用客のマナーに訴え、誰もが楽しめる海水浴場にしたい」と話している。
　海水浴場の禁煙化は、静岡県熱海市が２００５年から市内３か所で実施。和歌山県白浜町の白良浜でも昨年、町条例で禁煙とした。神奈川県は、来年から湘南海岸をはじめ県内全ビーチを禁煙にしようと、県条例の制定を進めている。

【写真】初めて喫煙所が設けられる石見海浜公園海水浴場の休憩所（島根県浜田市国分町で）（2009年7月7日  読売新聞）