日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
本物そっくり! 電子タバコに規制も
話題:禁煙の一助、効果は疑問視 外見そっくりの電子たばこ 制限する交通機関も
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20090529hog00m040002000c.html
味のついた水蒸気を吸う「電子たばこ」が注目されている。「禁煙や節煙ができた」と実感する人がいる一方で、効果を疑問視する指摘もある。また、喫煙と勘違いされてトラブルの原因となる恐れもあり、使用制限する交通機関が出てきた。
電子たばこは04年ごろに中国で開発され、日本では昨年から販売が始まったとされる。ステンレス製で充電式の電子機器。吸うと先端の発光ダイオードが点灯し、ミント味などの水蒸気が出る。値段は1本1~2万円程度で、交換式カートリッジで味を選べる。
札幌市中央区のインワールド(福田実社長)は昨年9月からネット通販(www.taeco.jp/)などで販売。禁煙効果を期待して購入する客も多く、同社が扱う電子たばこ「TAECO(タエコ)」は全国で約5万本売れた。福田社長は「反響はいい。父親へのギフトにする人も多い」という。
また禁煙化が進むタクシー業界では、京都市の青葉交通が3月から全車に乗客用の電子たばこを1本ずつ配備しており、同社は「(運転手の)受動喫煙を防ぐために導入した。評判もいい」と話す。
ところが、世界保健機関(WHO)は電子たばこについて、昨年9月に「正しい禁煙療法とはいえない」とする声明を発表。福田社長も「禁煙グッズとして販売しているわけではない」と説明する。
外見上は本物とそっくりのため、喫煙と誤解される恐れもある。JR北海道は5月から列車内などで電子たばこの使用を禁止した。全日空も同様の理由で利用自粛を求めているほか、日本航空も「航空機の計器に影響がないとはいえない」として機内での利用を認めていない。
【金子淳】
◇
電子たばこ 国内では「タエコ」のほか、「東京スモーカー」「エコスモーカー」などの商品が売られている。交換式カートリッジにはニコチンは入っていないが、海外ではニコチン入りの商品も流通している。
【写真】電子たばこを吸うインワールドの福田社長。吸い口から水蒸気の紫煙が立ち上る=札幌市中央区の同社で、金子淳撮影
毎日新聞 2009年5月29日 0時59分
まるで本物「電子たばこ」 賛否の論議、煙に巻く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090528-00000538-san-soci
煙の代わりに水蒸気が出て、先端が赤く光る。まるで本物のたばこを吸っているような感覚を味わえる「電子たばこ」が、次々と登場し
ている。使用者からは「禁煙や節煙につながる」との声が寄せられている注目商品。たばこの代替品になり得るのか。(森本昌彦)
◆フルーツ系の味も
電子たばこは電気の熱で、カートリッジに入った液体を水蒸気として発生させる。本物のたばこのように吸い込むと本体が作動し、熱を発する仕組みだ。日本国内ではニコチンを化学物質として含む電子たばこは販売できないため、カートリッジに入っているのは香料入りの液体。本物のたばこに似た味から、ストロベリーやメロンといったフルーツ系の味のものまでさまざまな商品がある。
健康商品などを販売する「美香堂」(東京都目黒区)が昨年9月に発売した「ECO Smoker」はこれまで、約5万個が売れた。
同社以外にもさまざまなメーカーが昨秋から電子たばこを発売。「ジェイ・エス・シー」(同)の「TOKYO SMOKER」や「サムライン」(大阪市中央区)の「TaEco」もそれぞれ約5万個、「素数」(渋谷区)の「mismo」は約7万7000個販売されている。
価格は商品によって異なるが4社の電子たばこは本体、充電器、カートリッジ入りで約1万~1万5000円程度だ。
◆“喫煙”のきっかけ?
使用者の反応はどうか。「TOKYO SMOKER」の購入者を対象にしたアンケートでは、「使用し始めてからたばこを一本も吸わずにいられる」「楽しく禁煙できている」などの声が寄せられている。ほかの電子たばこも、たばこの本数が減らせたとの反響があったという。
一方で、弊害を訴える声もある。中央内科クリニック(東京都中央区)の村松弘康副院長は、「第1に電子たばこが禁煙に役立つというデータは何もない。また面白半分で使用されることで若い世代を喫煙に呼び込む入り口になりかねないし、禁煙エリアで電子たばこを吸って誤解を与え、社会秩序が乱れる恐れもある」と指摘。さらに、「すべての商品がどうかは分からないが、有害物質が入っている可能性もある」と話す。
◆医療界へアプローチ
まだまだ一般的な知名度はない電子たばこだが、業界では医療の世界にもアプローチする動きがある。「ECO Smoker」と「TOKYO SMOKER」は、医学検査の普及を目的に横浜市で7月から開かれる「ケンサEXPO’09」に出展。健康や医療に敏感な人に電子たばこをアピールする。
美香堂の岡田修一社長は「こうしたイベントに出ることで、医療の世界でも電子たばこのことを知ってもらいたい。医学面からさまざまな意見をいただければ、電子たばこの可能性を追求することができると思う」と話している。
◇
■男性は中高年・女性は20~30代
厚生労働省の調査によると、過去に計100本以上、または6カ月以上たばこを吸っていた人のうち、「この1カ月間に毎日、または時々たばこを吸っている」と回答したのは平成18年が23.8%で、9年の28.7%に比べて減少傾向にある。
男女別では、男性は52.7%(9年)から39.9%(18年)と大幅に減少。女性は11.6%(9年)から10%(18年)とわずかに減っている。
年代別(18年)で見ると、男性は30~39歳が53.3%、40~49歳が46.5%、50~59歳が46.2%と、中高年の喫煙者の割合が高く、女性では20~29歳が17.9%、30~39歳が16.4%と、若い層の喫煙傾向が目立っている。
【写真】電子たばこを吸うと水蒸気が発生。遠目から見ると、本物のたばこのように見える(写真:産経新聞)
禁煙への道もこれで断たれた? 6割以上が電子タバコの規制に賛成
http://www.rbbtoday.com/news/20090529/60182.html
アイシェアは29日、電子タバコに関する意識調査の結果を公開した。電子タバコを知っているのは全体で4割、喫煙者の中では7割半という結果だった。
アイシェア調べ
今回の調査は、電子タバコに関して、20~40代を中心とするネットユーザー男女548名を対象とした有効回答をまとめたもの。男女比は男性が52.9%、女性が47.1%。年代別では20代が36.3%、30代が29.4%、40代は34.3%。調査期間は2009年5月11日~14日。
電子タバコは、先端に赤い光が灯り、煙に似た水蒸気を発する疑似タバコ。本物のタバコに似ていることから誤解を招くとして、先日JR北海道が列車内や禁煙エリアでの利用禁止に踏み切った。では、電子タバコはどのように見られているのだろうか。アンケート回答者のうち、現在タバコを吸っている「喫煙者」は12.4%、「過去に吸っていたことがある」のは17.0%、喫煙未経験者は70.6%。
電子タバコについては全体の45.6%、喫煙者では73.5%が認知。しかし、購入経験者は4%で、まだ実際の利用者の数は少ない。JR北海道のような公共機関での利用規制については、「賛成」が42.9%、「どちらかというと賛成」が23.5%、合わせて66.4%が賛成派。反対派は、反対(15.5%)、どちらかというと反対(18.1%)で、33.6%になった。
規制賛成の理由は、「本物のタバコと区別がつかず紛らわしい」「喫煙可能な場所と勘違いして、本物のタバコを吸う人が出そうだから」など。反対派の意見としては、「煙害、吸殻が無いから」「煙ではないなら構わないと思う」というもの。確かに煙も害もない電子タバコだが、まだまだ議論は続きそうだ。
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20090529hog00m040002000c.html
味のついた水蒸気を吸う「電子たばこ」が注目されている。「禁煙や節煙ができた」と実感する人がいる一方で、効果を疑問視する指摘もある。また、喫煙と勘違いされてトラブルの原因となる恐れもあり、使用制限する交通機関が出てきた。
電子たばこは04年ごろに中国で開発され、日本では昨年から販売が始まったとされる。ステンレス製で充電式の電子機器。吸うと先端の発光ダイオードが点灯し、ミント味などの水蒸気が出る。値段は1本1~2万円程度で、交換式カートリッジで味を選べる。
札幌市中央区のインワールド(福田実社長)は昨年9月からネット通販(www.taeco.jp/)などで販売。禁煙効果を期待して購入する客も多く、同社が扱う電子たばこ「TAECO(タエコ)」は全国で約5万本売れた。福田社長は「反響はいい。父親へのギフトにする人も多い」という。
また禁煙化が進むタクシー業界では、京都市の青葉交通が3月から全車に乗客用の電子たばこを1本ずつ配備しており、同社は「(運転手の)受動喫煙を防ぐために導入した。評判もいい」と話す。
ところが、世界保健機関(WHO)は電子たばこについて、昨年9月に「正しい禁煙療法とはいえない」とする声明を発表。福田社長も「禁煙グッズとして販売しているわけではない」と説明する。
外見上は本物とそっくりのため、喫煙と誤解される恐れもある。JR北海道は5月から列車内などで電子たばこの使用を禁止した。全日空も同様の理由で利用自粛を求めているほか、日本航空も「航空機の計器に影響がないとはいえない」として機内での利用を認めていない。
【金子淳】
◇
電子たばこ 国内では「タエコ」のほか、「東京スモーカー」「エコスモーカー」などの商品が売られている。交換式カートリッジにはニコチンは入っていないが、海外ではニコチン入りの商品も流通している。
【写真】電子たばこを吸うインワールドの福田社長。吸い口から水蒸気の紫煙が立ち上る=札幌市中央区の同社で、金子淳撮影
毎日新聞 2009年5月29日 0時59分
まるで本物「電子たばこ」 賛否の論議、煙に巻く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090528-00000538-san-soci
煙の代わりに水蒸気が出て、先端が赤く光る。まるで本物のたばこを吸っているような感覚を味わえる「電子たばこ」が、次々と登場し
ている。使用者からは「禁煙や節煙につながる」との声が寄せられている注目商品。たばこの代替品になり得るのか。(森本昌彦)
◆フルーツ系の味も
電子たばこは電気の熱で、カートリッジに入った液体を水蒸気として発生させる。本物のたばこのように吸い込むと本体が作動し、熱を発する仕組みだ。日本国内ではニコチンを化学物質として含む電子たばこは販売できないため、カートリッジに入っているのは香料入りの液体。本物のたばこに似た味から、ストロベリーやメロンといったフルーツ系の味のものまでさまざまな商品がある。
健康商品などを販売する「美香堂」(東京都目黒区)が昨年9月に発売した「ECO Smoker」はこれまで、約5万個が売れた。
同社以外にもさまざまなメーカーが昨秋から電子たばこを発売。「ジェイ・エス・シー」(同)の「TOKYO SMOKER」や「サムライン」(大阪市中央区)の「TaEco」もそれぞれ約5万個、「素数」(渋谷区)の「mismo」は約7万7000個販売されている。
価格は商品によって異なるが4社の電子たばこは本体、充電器、カートリッジ入りで約1万~1万5000円程度だ。
◆“喫煙”のきっかけ?
使用者の反応はどうか。「TOKYO SMOKER」の購入者を対象にしたアンケートでは、「使用し始めてからたばこを一本も吸わずにいられる」「楽しく禁煙できている」などの声が寄せられている。ほかの電子たばこも、たばこの本数が減らせたとの反響があったという。
一方で、弊害を訴える声もある。中央内科クリニック(東京都中央区)の村松弘康副院長は、「第1に電子たばこが禁煙に役立つというデータは何もない。また面白半分で使用されることで若い世代を喫煙に呼び込む入り口になりかねないし、禁煙エリアで電子たばこを吸って誤解を与え、社会秩序が乱れる恐れもある」と指摘。さらに、「すべての商品がどうかは分からないが、有害物質が入っている可能性もある」と話す。
◆医療界へアプローチ
まだまだ一般的な知名度はない電子たばこだが、業界では医療の世界にもアプローチする動きがある。「ECO Smoker」と「TOKYO SMOKER」は、医学検査の普及を目的に横浜市で7月から開かれる「ケンサEXPO’09」に出展。健康や医療に敏感な人に電子たばこをアピールする。
美香堂の岡田修一社長は「こうしたイベントに出ることで、医療の世界でも電子たばこのことを知ってもらいたい。医学面からさまざまな意見をいただければ、電子たばこの可能性を追求することができると思う」と話している。
◇
■男性は中高年・女性は20~30代
厚生労働省の調査によると、過去に計100本以上、または6カ月以上たばこを吸っていた人のうち、「この1カ月間に毎日、または時々たばこを吸っている」と回答したのは平成18年が23.8%で、9年の28.7%に比べて減少傾向にある。
男女別では、男性は52.7%(9年)から39.9%(18年)と大幅に減少。女性は11.6%(9年)から10%(18年)とわずかに減っている。
年代別(18年)で見ると、男性は30~39歳が53.3%、40~49歳が46.5%、50~59歳が46.2%と、中高年の喫煙者の割合が高く、女性では20~29歳が17.9%、30~39歳が16.4%と、若い層の喫煙傾向が目立っている。
【写真】電子たばこを吸うと水蒸気が発生。遠目から見ると、本物のたばこのように見える(写真:産経新聞)
禁煙への道もこれで断たれた? 6割以上が電子タバコの規制に賛成
http://www.rbbtoday.com/news/20090529/60182.html
アイシェアは29日、電子タバコに関する意識調査の結果を公開した。電子タバコを知っているのは全体で4割、喫煙者の中では7割半という結果だった。
アイシェア調べ
今回の調査は、電子タバコに関して、20~40代を中心とするネットユーザー男女548名を対象とした有効回答をまとめたもの。男女比は男性が52.9%、女性が47.1%。年代別では20代が36.3%、30代が29.4%、40代は34.3%。調査期間は2009年5月11日~14日。
電子タバコは、先端に赤い光が灯り、煙に似た水蒸気を発する疑似タバコ。本物のタバコに似ていることから誤解を招くとして、先日JR北海道が列車内や禁煙エリアでの利用禁止に踏み切った。では、電子タバコはどのように見られているのだろうか。アンケート回答者のうち、現在タバコを吸っている「喫煙者」は12.4%、「過去に吸っていたことがある」のは17.0%、喫煙未経験者は70.6%。
電子タバコについては全体の45.6%、喫煙者では73.5%が認知。しかし、購入経験者は4%で、まだ実際の利用者の数は少ない。JR北海道のような公共機関での利用規制については、「賛成」が42.9%、「どちらかというと賛成」が23.5%、合わせて66.4%が賛成派。反対派は、反対(15.5%)、どちらかというと反対(18.1%)で、33.6%になった。
規制賛成の理由は、「本物のタバコと区別がつかず紛らわしい」「喫煙可能な場所と勘違いして、本物のタバコを吸う人が出そうだから」など。反対派の意見としては、「煙害、吸殻が無いから」「煙ではないなら構わないと思う」というもの。確かに煙も害もない電子タバコだが、まだまだ議論は続きそうだ。
タグ :電子タバコ
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2009年05月30日 Posted bytonton at 17:58 │Comments(0) │無煙タバコ・電子タバコ
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